カイル・リース
かいるりーす
カイル・リースとは、ジェームズ・キャメロン監督原作の映画『ターミネーターシリーズ』の登場人物である。
概要
映画監督のジェームズ・キャメロンが作り出した映画『ターミネーター』シリーズに登場する人物。
2029年の近未来で、自我を持ったコンピュータ『スカイネット』の作り上げた殺人機械軍に対して、「ジョン・コナー」率いる人類抵抗軍の一員として戦っていた兵士の一人。
敗色濃厚となった機械軍が、ジョンの母である「サラ・コナー」を抹殺してジョンの存在そのものを消してしまおうと目論み、T-800型ターミネーターを過去へ送りこんだのを受けて、これを阻止するため、自ら志願し過去へとタイムトラベルした。
その後、服すらもない状態から装備を整えて、サラとの接触に成功すると、T-800型ターミネーターと死闘を繰り広げた。最期は、ターミネーターの腹部に爆弾を仕込んで大破させることに成功したものの、自身も巻き込まれて死亡した。
逃走のさなかにサラと結ばれており、その後彼女はジョンを妊娠している。
サラを助けに来た際の「死にたくなければ一緒に来るんだ("Come with me, if you want to live!")」という台詞は、続編の「ターミネーター2」や「ターミネーター4」、ドラマシリーズ「サラ・コナークロニクルズ」でも使用されている。
余談
第1作でのカイル役は当初アーノルド・シュワルツェネッガーの予定であったが、彼のお世辞にも上手いとは言えない演技や英語を見て、監督が「『人間に成りすまそうとする機械』の役ならこっちの方が適任じゃないか?」と思いついたことでシュワルツェネッガー氏の起用が決まり、ビーンはカイル役に収まった。
「見た目は弱そうなのに強い」というコンセプトは次回作のT-1000で実現された。