概要
王立騎士団団長の女性騎士。
ヴィクトリア王女に対して絶対の忠誠を誓っており、彼女の望みとあらば、どんなに不条理で残酷な命令にでも従う。
過去にはヴィクトリアによって仕向けられて、ヴィクトリアが王国を牛耳る為に邪魔な存在となるヴィクトリアの兄弟達を暗殺した事もある。
ラウルの仕業とされたマコーリー村の襲撃も、ヴィクトリアの命を受けた彼女達の仕業である。そして、村を訪れ、絶望に打ちひしがれていたラウルを捕え、ヴィクトリアの前に差し出した。
ラウルが婚礼の儀に現れた際にはヴィクトリアを死守しようとするも、ラウルの闇魔法によって動きを止められ、彼に煽られる形で村の襲撃事件の真相を民衆の前で暴露してしまい、挙句の果てには闇魔法で操られて敬愛するヴィクトリアの顔をその手で何度も殴ってしまう。
ラウルが去った後、一連の失態に激怒したヴィクトリアによって地下牢に繋がれ、彼女から鞭によって幾度も痛めつけられる。その際、ヴィクトリアがラウルによってされたのと同じ様に生殖器を潰される。
その後、人知れず王都に戻っていたラウルの魔法により、贖罪の機会を与えるヴィクトリアの幻覚を見て脱獄。ヴィクトリアの邪魔になる国王の側近達を殺すよう仕向けさせられる。
城内で殺した国王の側近である大臣や侯爵達の首をヴィクトリアや使用人達の前に差し出すが、勿論本物のヴィクトリアがその様な事を彼女に命じた訳がなく(但し、ヴィクトリアが大臣達の存在を邪魔だと思っていた事は事実)、自身の立場を更に悪くさせられかけた事に激怒したヴィクトリアによって騎士の座を剥奪され、再び捕らえられる(激怒したヴィクトリアからは「害悪!!害悪!!」と、どこかで聞いた事があるような感じで何度も罵られる)。
捕らえられてから3日後、公開処刑の為に民衆の前に晒される。
保身に走ったヴィクトリアによって村襲撃の一件を全て自身のせいにされた事で、ラウルが張った結界により王都の外に出る事が出来なくなってストレスが溜まっていた民衆から一斉に非難を浴びる。そして、磔にされた状態でヴィクトリアが用意した大量の石を民衆から投げつけられ、更に弱ったところを民衆の中に放り込まれ、男達から嬲り者にされる。
その直後、ヴィクトリアが国王から勘当された事が公表され、誰もがヴィクトリアを見放す中、意識が朦朧としつつもヴィクトリアに近づく。
裏切られてもヴィクトリアの事を愛していると告白するも、度重なる暴行によって既に精神が崩壊しており、孤立して絶望に打ちひしがれるヴィクトリアを救う為に彼女を剣で突き刺す。
ヴィクトリアの息が絶える前に向こうで彼女を迎える為にナイフで自らの首を切り裂き、ヴィクトリアに覆いかぶさる形で死んだ。
その遺体はラウルによって荒野へと持っていかれ、十字架に磔にされた(首は完全に斬り落とされており、頭部が十字架の上に乗せられている)。
ヴィクトリアとの関係
表向きは主君と臣下の関係であるが、ヴィクトリアの(上っ面の)美しさに惹かれ、心の中では彼女に対して一種の恋愛感情を抱いている。
※おまけ漫画『将軍の部屋』においても、ヴィクトリアの魅力を熱弁している。
彼女のヴィクトリアに対して抱く愛情は、ラウルで妄想して毎晩オ〇るヴィクトリアを想いながら扉越しで共にオ〇る程の筋金入りである(出典:スピンオフ漫画『聖女に唆されたドS王女は、女騎士とともに淫乱夢想する』)。
但し、それは彼女の一方通行的な片思いに過ぎず、当ののヴィクトリアからは「替えの効くオモチャ」としか思われていなかった。