SCP-073とは、財団に収容されている人型オブジェクト(異常な特性を持つ研究・監視対象)である。
概要
SCP-073-"Cain" ("カイン")は海外のシェアワールド「SCP_Foundation」に登録されているキャラクター。
記事の著者は犬教授ことKain Pathos Crow(ページ作成者はfar2氏となっているが、これはSCP財団サイトが現行Wikiに移転するにあたって氏が当該記事の転載を行った為)。
外見は中東系、黒髪で青い瞳のよく日焼けした30代男性。
額にシュメール語とおぼしき模様が刻まれているが、その内容は解読されていない。
四肢と脊柱、肩甲骨が未知の金属に入れ替わっている。
報告書に画像が存在しない為、描き手ごとに彼のデザインは異なる。
“カイン”を自称し、通常は誰に対しても礼儀正しく親切に話す穏和な性格。しかしその口調は冷たく機械的だとされる。
SCP-073の20m範囲内に存在する、全ての土で育つ生命はただちに死滅し、彼が歩いた土地は永久に草木の生えない不毛の土地へと変わり果ててしまう。
植物由来の物品にも悪影響は及ぶ為、紙や木製品も彼が触れれば腐敗していく。
また、如何なる攻撃も相手に丸ごと反射し、本人は無傷であるという特性も持つ。
ただ本人曰く、痛みは感じるらしい。
加えて、見た物を一瞬で正確に記憶する映像記憶能力を有している。
上述のダメージを反射する性質や他人を喜んで手伝う性格も有り、オブジェクトでありながら財団の重要な情報をバックアップするという仕事、収容施設であるサイト17内に限り自由に移動する権利を与えられている。
財団の設定がまだまだ定まっておらず今ほどオブジェクトに対して厳格かつ無慈悲でなかった、SCP発祥初期に造られたキャラクターゆえの緩い扱いである。
SCP-076の事は、バックアップを頼まれるまでもなく全て知っているらしい……。
その他の詳しい情報は日本版wikiの該当記事で。
彼の来歴は不明であるが、創世記に登場する弟殺しのカインその人として扱われる事が多い。