概要
成人男性(フリーター)と女子中学生という、ケイサラよりもさらに危ない匂いのする組み合わせである。
原作での関係
何かと絡みは多く、ソウがカンナに執着しているととれる描写もある。
発端はソウが姉を失って弱っているカンナに付け込んで手を組み、駒のように使っていたこと。
これによりソウだけでなくカンナも参加者たちから疑いや失望の目を向けられるようになっていた。
特にサラとの仲が拗れかけ、ソウの見張りを買って出るも(なおこのとき一晩中同じ寝室にいた)、またしてもソウの命令でみんなを裏切るような行動を取る。
カンナがお姉ちゃんを重ねて見ていたサラにも合わせる顔がなくなり、「もうカンナにはソウさんしかいない」と更に依存することになる。
これに対してソウも「キミが従順な限り生き残る術は教えてあげる」と返している。
これだけだとカンナが悪い男に絡め取られただけのようにも思えるが、最終的にカンナは「お姉ちゃん」を重ねるサラのために自らの命を犠牲にしようとした。
ソウはそんなカンナの思惑を察して庇おうとしていた。
ソウが悪人として振舞うのは生き残るために「自分を捨てた」結果だった。
勝率0%と言われる彼はすべてを敵として見なし利用してやるつもりだったが、みんなに嫌われる中、カンナだけはソウを「悪い人ではない」と言っていた。
そんなカンナにいつのまにか依存していたのはソウのほうだった。いつのまにか、自分よりもカンナの命のほうが大事になっていたのである。
実際には多数決ゲーム開始時にはカンナの死は確定していなかったのだが…
ソウかカンナのどちらかの犠牲が決定する局面で、ソウはカンナより自分を犠牲にしろとみんなに迫る。
カンナは足を引っ張る自分よりもソウを生かすべきだと言う。
作中ではどちらの結末も見ることができるが、カンナが死んだ後、ソウは全てを恨み狂気に墜ちてしまう。