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プリウスミサイルの編集履歴

2021-06-11 23:07:01 バージョン

プリウスミサイル

ぷりうすみさいる

プリウスミサイルとは、トヨタのプリウスの事故パターンである。

概要

トヨタのハイブリッド車プリウスのドライバーにより起こった交通事故が立て続けに報道され、その結果が「複数の死傷者を出した」「コンビニに突っ込んだ」などの派手な衝突であったため揶揄する言葉として言われ始めた。


プリウスミサイルの原因

このような事故の原因として指摘されているのが「ハイブリッドカー特有の特性」と「シフトレバーの操作方法」である。


まずNからR、Dにシフトする時はブレーキを踏まなくても変わる。

これにより、間違ってNに入れたまま(バイクでいうNに近い状態→)になったあと慌ててDに戻してアクセルを踏み抜いてしまうことで暴走が発生する、のではということである。

つまりはだるま屋ウィリー事件である。

ハイブリッドカーなので、Nに入れて踏んだ時の空ぶかしの音がしないため踏み抜き暴走を誘発するのではという指摘もある。

また、どのレンジに入っているかがレバーを横目で見たときにわかりにくいとも言われているほか、一般的なHパターン5M/Tと(Nレンジの位置を基準にしたときに)前進・後退があべこべになっている(5M/Tの5速の位置がR、Rの位置がD)ため高齢者に限らずMT車に乗り慣れた人だと間違えやすい。


ただし同様の形式のシフトレバーは「20系プリウスが登場して以降の」プリウス以外のTHS(トヨタ・ハイブリッド・システム)車や欧州車にも採用例は多いことから、プリウスの事故が多い原因とするのは妥当性を欠くとする意見もある。

そもそも高齢者の事故で多い言い分は「アクセルとブレーキを踏み間違えた」であり、「シフトレバー操作を間違えた」という言い訳をしたという例はほとんど無い。というかあったら教えて下さい…。


本当にプリウスは危険なのか?

プリウスがことさら危険というイメージもSNSでは揶揄と共に広まっているが、単純な車種ごとの事故車率で言えば、突出してプリウスが高いわけでもない


単純に年販1位を連発するほど売れている車種であるため、市中に出回っている台数が多く、ただでさえ操作ミスを起こしやすくなっている高齢ユーザーの絶対数も増えているというのもある。

また、2019年4月に池袋で起きた高齢ドライバーによる暴走事故がニュース的に大きく取り上げられたためインパクトが強かったというのもある。


足腰の弱い高齢者は運転姿勢がガニ股になりやすく、それがアクセルとブレーキの足の移動を妨げていると言われている。つまり他の車種でも、高齢ドライバーであれば同様のリスクがあることをよく認識しておこう。


そもそも

仮にプリウスが危険なクルマだったとしても、それなら

「じゃ、なぜそれを選んだ? ちゃんと試乗したの? 流行りに流されただけじゃない?」

と言われてしまえばおしまいである。


日本人はとかく周りに合わせたがる民族だと言われるが、日常使用する道具一般には個人の性格や置かれている環境と言った諸条件により「他の大勢にはいいものであったとしても、自分には合わない」ということが多々あるのがむしろ当たり前であるということを忘れてはいけない。


まして下手をすれば命に関わるのがクルマ選びである。

とかくプリウスを選ぶような人は「みんなと一緒」と「燃費」ばかりに意識が向きがちだが、クルマ選びに大切なのはそれだけではない。

やはり高額な買い物であるのだから「流行はあくまで流行に過ぎない」という前提の元、購入前にはライバル車種も含めて試乗を行い

「このクルマ(の操作系のデザインや出力特性ほか様々な特性)は本当に自分の性格(動作や認識のくせ、感性など)やライフスタイル(住環境、使用用途、シチュエーション等)と言った各種事情に合っているのか?」

という視点でよく注意・確認して選ぶことが大切である。


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