概要
アイルランドの伝承に登場する妖精で、ギャン・カナッハ(「愛を語る人」の意味)とも表記される。
正体は老人の姿をしているが、パイプを吹かせた美男子の姿に化ける能力を持つ。
性格は怠け者だとされ、人っ気の少ない場所にいる女性の前に現れて口説き落として姿を消す。口説かれた女性は皆、彼の事を忘れられないまま死んで行くという。ナンパが必ず成功するのは魔法のおかげだとも言われており、出会った時点で詰みだという恐ろしい存在である。
外敵やペナルティに触れた者を殺す他の妖精とは異なり、恋煩いという生き地獄を味わわせるという意味では妖精の中でもトップクラスのタチの悪さを誇ると言える。口説き落とした女性に対して責任を持たない辺り、怠け者の妖精らしい(男としてはかなり最低な部類だが)。
ファイナルファンタジーXIII-2ではバグベアを黒くしたような醜い姿で登場する。