神崎麗美
かんざきうるみ
概要
金色の毛髪に左右異なる色の瞳を持つ少女。14歳の女子中学生だが、受精したがっている19歳の振りをしたこともある。
物語当初は不登校で、相沢雅の呼びかけに応じて鬼塚を学校から追放するために再び学校に姿を現す。
オッドアイに金髪という特徴的な外見を持つIQ200の天才少女。その才能ゆえに孤立することもあり、小学校の頃の担任の藤森(二流大卒)に高度な勉強を教えられたこともあるが、すぐに手に負えなくなり、彼女に突き離され(この時、彼女は教師としてのプライドからクラスメート全員の前で、麗美の出生の秘密に触れてしまう)、人間不信に陥ってしまう。鬼塚に誤ってドンケツで学校の屋上から突き落とされた際には、生きることを半ば諦めたような顔をしていた(その後、鬼塚とペットボトルの山に助けられた)。鬼塚と他の仲間が仕組んだ八百長に失禁しかけた(半分した?)こともあり、この漫画の他の生徒と同様に、よく体を張った事件(課外授業?)に巻き揉まれている。
学苑においては過去の教師達を授業テロや個人情報の暴露等によって苦しめてきた。しかしそんな天才少女もガンダムシリーズの話題をガンダム3兄弟に振られた時は絶叫をあげるほど理解に苦しんでいた。麗美曰く「言っていることが何一つわからない」。
鬼塚の課外授業によって一度心を開いてからは普通の少女らしく振る舞うようになり学校にも毎日登校、様々なことでクラスメイトへの協力や、鬼塚との駆け落ちまで狙ったりしていた。
鬼塚の味方になって以降は雅と険悪な間柄となり距離をとっていたが、小学生の頃は親友であったためか現在も雅に対しては心底から憎み切れてはいない様子。一方で同じく小学生時代からの仲である朋子とは現在も変わらず仲が良く純粋に自分に懐いてくる朋子を可愛がっている(その様は他者から見るとさながら「ご主人様とペット」に近いが)。
鬼塚に対しては本気の域にあり、鬼塚が重体によって心停止に陥り生と死の狭間(もはや死にさしかかった状態)にある時に手首を切って後追い自殺をしようとまでした。
母親とは二人暮らしで、仕事ばかりに意識を向けており自分に無関心であるため折り合いが悪かった。麗美の失踪事件(ある場所にある雪原に横たわり、凍死しようとした)終結後は事業の失敗で全てを失った母親と和解し彼女の仕事を手伝うなど普通の親子関係になっている。
実は麗美は父親というものを知らない。麗美がこの世に生を受けた経緯は「精子バンク」による人工授精であった為その事実をバラされるのを物凄く恐れているらしく、ついには「父親は(精子バンクにおける)冷凍庫」とまで言っている始末。
悪戯好きで、自分よりも頭脳が優れない人間を見下しているように言えるが、実はかなりの寂しがり屋である。
スピンオフである「SHONAN 14 DAYS」にも登場し、訳あって湘南に身を隠している鬼塚の様子を見るため菊池と共にホワイトスワンに訪れる。自身と同じく鬼塚に好意を寄せる藤崎志乃美とも対面。当初は志乃美を挑発する言動を取るが後に志乃美に対して自身もまた鬼塚に振り向いてもらえてないことを話したことで打ち解けている。他にも葛木美姫の要請で菅原桜子の父親を刑務所行きにするために協力したりと活躍シーンも描かれる。