十文字一輝
じゅうもんじかずき
概要
声:星野貴紀
泥門高校の不良で、セナの同級生。
黒木浩二・戸叶庄三とつるんでおり喫煙、夜遊びなどの非行を行っていた。彼らとは中学時代からつるんでいた。
入学直後のセナをパシらせていたが、入部希望者と勘違いした栗田に守備のレクチャーでぶん投げられた。放課後リベンジしようと瀬那を待ち伏せ、栗田の連絡先を聞き出そうとするものの、逃げられてしまい、追いかけようとして階段から足を滑らせ自滅する。
さらにヒル魔にその現場を押さえられ、あられもない姿を曝される事になる。
ヒル魔や栗田の言動が無茶苦茶とはいえ自業自得である。
その後、紆余曲折を経て、いつの間にかアメフト部に入部。当初はヒル魔に「セナに近づくな」と脅迫されて嫌々参加しておりやる気はゼロでサボり気味だったが太陽スフィンクスのメンバーからクズ呼ばわりされたことで負けず嫌いに火が付き、アメフトのプレイを通して自分たちを認めさせるという動機を持つようになり、アメフトに取り組む内に黒木・戸叶共に下劣さや小悪党な一面は浄化された。
上記のように素行不良だが、彼の場合は後の二人とは事情が異なる。エリート意識の高い父親(襟人-えりと)が裁判所の判事である点、遅い反抗期の影響なのか生まれつきの地頭は良く学業成績はかなり優秀、不良仲間である黒木や戸叶は勿論の事、素行不良でないセナやモン太より上。また、ゲーム好きの黒木、漫画好きの戸叶とは対照的に読書家である。
恋愛経験は無いと思われるが顔もそこそこ整っているのか黒木や戸叶と違い、セナと並んでモテている。
一方で飛行機が苦手で乗り物酔いしている(そのくせヘリコプターは平気である)
不良になったのは、エリート意識の強すぎる父親に対する反抗心から、大人を快く思っていなかったことであり、当初は父親には反抗ばかりしており、友人として付き合っていた黒木・戸叶がクズ呼ばわりされた際に激昂するなど、至って仲は険悪であった。また、母親は出てきていない(父子家庭かは不明だが、エディプス・コンプレックスの可能性も秘めている)。
アニメでは彼が王城ホワイトナイツとの試合を見に来たときに和解する。
プレースタイル
彼のプレースタイルはケンカ殺法と呼ばれており、相手のユニフォームを強引に引っ掴んだりして、相手ディフェンスをなぎ倒したりしている。これについてはルール違反じゃないかと突っ込まれることがあったが、アメリカ人読者曰く、ルールとしてはグレーではあるものの、泥門側がディフェンスの場合は黙認されている行為(アメフトは基本オフェンス側が有利なので、ディフェンス側が対等に勝負できるように、オフェンス側より規制が緩くなっている)である。なお、オフェンス側がユニフォームを掴む行為はルール違反となる。
追記
読み切りでも不良として登場しているが、名前も無く前編のみ。しかし、本編においてはただのモブではなく、レギュラーとして昇格した稀有なキャラである。