概要
私立泥門高等学校所属のアメリカンフットボールチーム。創部2年目。
本編開始1年前、蛭魔・栗田・ムサシの3人で創設。本来は神龍寺ナーガへ揃って入部する筈だったが、栗田のスポーツ推薦枠を金剛阿含に横取りされ、やむを得ずアメフト部がない他校で立ち上げた経緯を持つ。
創部直後、王城戦の途中ムサシの父が仕事中に倒れ、彼が家業を手伝う理由から休学(ヒル魔に無理矢理退学を取り消させた)せざるを得なくなり、部員が2人になる。それ以降は新入部員もなく、試合の際は他の部活に(脅迫手帳で強制的に)助っ人を頼み、ようやく人数を揃える有様であった。
2年目の春、類稀な俊足を持つセナをヒル魔が見惚れて拉致。強制入部させた(といっても彼は初めから主務として入部する予定であり、実際には強制的に試合に参加させた)のを皮切りに、選手が集まり始め、大きく躍進する。
プレイスタイルは圧倒的な攻撃力重視で、守備の時でも攻撃の機会を窺う。これは、キッカーであるムサシの不在から、キッキングゲームの点差を補うのに点取り合戦を挑むしかない事情が絡んだもの。彼の進退は様々な事情から西部戦(TVシリーズでは盤戸戦)より復帰。攻めに関しては前衛の押し合い、遠中近接パスの手数、走力、キック力全ての手札が揃い、関東でも屈指の力を手にした。一方で、脚力だけの瀬那、パワーだけの栗田、キャッチだけの雷門などどの選手も一芸だけに秀でた特徴があり、それを蛭魔の頭脳と駆け引きで対応していた。
また、アメフトには最低11人(実際は攻守22人、NFLなどはスペシャルチームの最低33人以上揃えている)必要だが、選手が足りていないために応援人員として陸上部の石丸、バスケ部の佐竹と山岡、相撲部の重佐武などを集めている。また、そういったチーム事情から攻守双方でプレイする体力を身につけるために、彼らのトレーニングはトレーナー溝六と蛭魔の下、スタミナ増強がベースとなっている。よく言えば少数精鋭かつスペシャリスト構成のチーム、悪く言えば一芸だけの人手不足のチームである。