概要
泥門高校アメフト部に所属する巨漢選手。7月7日生まれ蟹座の17歳。ポジションはセンターライン。
栗のような頭が特徴で、感情のバロメーターにもなっている。キツイ態度が目立つヒル魔や武蔵と違って友好的な性格で面倒見も人当たりも良いが、ややヘタレなところもある。
部員数がたった二名であったにもかかわらず、主将であり友人である蛭魔とチームを離れていた武蔵との三人で泥門デビルバッツを創設。当初は些細な勘違いからではあるものの、全国大会決勝への情熱を当てられた瀬那を間接的ながらアメフトの道へと進ませた人物である。また連載開始序盤に瀬那から引き離す為に蛭魔に弱味を握られていたハァハァ三兄弟も栗田と出会ってしまった事でアメフトへの道を進んで行く事になった。
実家は猛蓮宗と呼ぶお寺で、両親と三人暮らし。現在の体格になったのは父親による影響からだが、一食分が大家族が一回摂取する食事量と同じであり食わせ過ぎたと後悔している。
ベンチプレス160kgという超高校級のパワーを持つ一方、見た目通り体重が重い為スピードには劣り、40ヤード走のタイムは6秒5と、判明している中で最も遅い。
裏を返せば「重心が据わっており」、5年間のトレーニングで足腰が腕力以上に鍛えられていた為、神龍寺戦では、ラインの山伏や阿含を含めた4人を1度に押し倒し、関東大会決勝では、精神面での覚醒を果たした後は下記の峨王をも圧倒する力を発揮した。
当初は蛭魔、武蔵と一緒に神龍寺高校に入学する予定(彼は蛭魔の計らいで、推薦枠にて入学予定だった)だったが、その予定を知った金剛阿含に潰されてしまい、以来神龍寺ナーガに強いコンプレックスを抱いていたが、関東大会で直接対決し、その呪縛を解き放った。また、アメリカ大会で阿含自身がMr.ドンに潰されそうになった寸前、「ボクが守ってみせる!」とドンの猛攻をガードしてみせた。以降、散々見下して来た阿含も栗田への評価を改めている。
また、大田原は彼をライバル視しており、タイマン対決で破れた結果、進以上のパワーと前衛並みのスピードを身に付けることになった。
また、作中で日本の高校アメフト最強ラインマンの白秋の峨王も栗田の事を「最強の好敵手(とも)」と評価しており、阿含が彼の事を侮辱すると激昂し、衝突しそうになった(すんでのところで、進が仲裁)。
小結大吉がアメフト部に入部したのも彼のパワーと人柄に憧れてからであり、白秋戦でその本音を解き放っているなど、多くの登場人物の心を揺り動かしたキャラクターである。