概要
CV:堀田勝
泥門デビルバッツメンバー。2月29日生まれ。ポジションはワイドレシーバー。家族は両親と姉螢。
幼少期より運動が苦手で、教育ママに勉強ばかりさせられてきたが、賊学戦の練習試合を見て、アイシールド21の活躍に感動。一念発起して、二年生ながらアメフト部に入部(本来なら入部テストのルール上不合格であったが、道中氷を奪われるなどしてもへこたれなかった根性を買ったことや自分の体格面で似た境遇のヒル魔が裏工作で、合格にする)。愚直とも不器用ともとれる性格で、その人柄を付け込まれ泣きを見るが、自分なりに苦闘する姿を直視するメンバーからは支持や信頼を寄せられる。
長年の運動不足から、身体能力は最低レベルだが、必死の努力でそれを補う頭脳プレーは得意で、おバカ揃いの泥門では、ヒル魔との連携ができる数少ない人物。何より、憧れのスポーツをやっと始められた喜びから、過酷な練習にも食らいつく根性が最大の武器である。典型的なガリ勉でありながら、夏の炎天下と激しい気候の中、アメリカを2000㎞横断する死の行軍をクリアするレベル。腹黒さはないものの、妙に力の入った演技や即興案をしれっと講じる、たくましい一面も。
また、「決してポジションを外れない」ためヒル魔が「ルートが通ってるなら絶対に雪光がいる」という信頼のみを頼りにして投げたノールックロングパスをキャッチして通す等、燻し銀の活躍を見せる。
入部しばらくはベンチウォーマーで、都内の秋大会でもポジション発表では助っ人にすら及ばずメンバーから外されたが、関東大会初戦の神龍寺ナーガでデビュー。
ヒル魔との連携技「速選ルート」で天才である阿含と一休二人相手に執念で競り勝ち、初タッチダウン。一時は観客すら帰りかけた試合から、怒涛の反撃を始める狼煙となった。雪光が加わった事で泥門に不足していた"頭脳プレーが可能な選手"の補強となり、敵からも「破壊力が桁違い」「攻撃力は最強レベル」と言わしめる。
準決勝の王城ホワイトナイツ戦では、悪天候により消耗が激しく、目立った活躍もないまま一時離脱。試合終了間際、負傷した瀬那(アニメ版では石丸)の交代としてヒル魔から執念を買われ朦朧としながらも戦線復帰、案の定パーフェクトプレイヤーに全く歯が立たず逆転勝利を許してしまう直前、極限状態の中で進をタッチダウンさせないように抑え込むのではなく、逆にタッチダウンさせるように押し込みそれによって値千金の"たった1秒"をもぎ取り、瀬那達に託し力尽きた。(当然即時間切れだが、その後泥門が抑えられるまでのワンプレーが許される。理論上ストレートにタッチダウンを決めれば逆転の状況、王城は「時間切れと共にタッチダウンで逆転して反撃を許さない」つもりで敢えて泥門と競り合っているフリをしており、ヒル魔すらそれには気付いていなかったため、雪光の咄嗟の行動はその作戦を潰した形になる)
この機転にはキッドや雲水等から絶賛され、敵である筈の進ですら最大限の称賛を送る(TVシリーズではコメントも多少追加。阿含も悪態をつきながら彼なりに意識していた)。
全国大会でも、全国の精鋭を集めた帝黒アレキサンダーズに対し速選ルートでタッチダウンを決める。
勉学に励むよう勧めていた母親も、関東大会優勝後は(ヒル魔の演技交じりの支援もあって)アメフト活動を応援されるようになった。
苦労性か、額の生え際がかなり後退し、ヒル魔からは「糞ハゲ」と呼ばれる他、しばしば額が光を反射する様が描かれる。関東大会以降は髪を伸ばし、あまり目立たない。驚くとたまに「ハゲーン!」という奇声を上げるが探偵ファイルによると、幼子の写真を見る限り遺伝である可能性は限りなく高い(デビルバットが衝撃を受けた)
なお、ガリ勉にも拘わらず定員割れの泥門高校に入学した理由は、本命校の入試で体調不良を起こし不合格になったから。
WCS編では自身の非力さと戦力外を熟知する関係からアメフトの最前線を瀬那達に任せ、後方の支援を重視。
卒業後は集英医大に進学。古豪と呼ばれるドクターフィッシャーズで、高見伊知郎と共にプレイを続けている。