アイシールド21に登場するキャラクター。泥門高校の陸上部長。泥門デビルバッツには助っ人として参加しているが、彼は本来アメフト部ではない。40ヤード走4.9
概要
小早川瀬那が部員スカウトで招いた2年の男子生徒で、彼としてもセナを陸上部の助っ人、または部員スカウト目的としてお互いギブアンドテイクの関係として泥門デビルバッツの助っ人参加に承諾する(しかし、セナが陸上部の助っ人として参加したことはなかった)。
登場当初こそクールな男というイメージだったが、後になればなるほど地味なキャラが強調されてしまい、彼の率直な感想である「試合前のこの感じっていいよな。なんかこう…血が冷たくなるっていうかさ」もネタ扱いされてしまう有様。また、物事を荒立てない性質であり、なんでも「いいよいいよ」と許してしまう達観の受け答えも口癖となっている。
それでありながら、助っ人として泥門デビルバッツの主力選手としてフル出場を果たしており、陰ながらスペックの高い人物として知られる。
帝黒戦の前には助っ人でありながら甲斐谷陸のロデオドライブをマスターしていた(甲斐谷曰くいい人すぎるとの感想)。
その地味さは学業成績にも現れており、全科目4である。苦学生なのか、アルバイト情報誌「あど」配達のアルバイトをこなしている。
かたや、陸上部ではエース級の存在らしい。劇中屈指の小物キャラ、室サトシは元陸上部の誼。
アメリカにはジミィ・シマール(セナは地味石丸と勘違いしていた)という石丸そっくりの人物がおり、彼も同様にアルバイト情報誌のポスティングのバイトをしているらしい。
アニメ版
原作では主役回はこそ無かったものの、アニメ版ではオリジナルストーリーで主役回が貰えた。
原作で石丸がセナ=アイシールド21と知る切っ掛けとなった体育祭の話だが、何故かアニメでは石丸が泥門高校の体育祭に出演して居なかったので、おそらくその帳尻合わせとして作られた話と思われる。
ストーリーはセナが負傷した陸上部員の代わりに、陸上部の助っ人として大会に参加する話で。
石丸の陸上部インターハイ出場に掛ける思いや、石丸の力に成りたいと思うセナやアメフト部のメンバーにも焦点が当てられている。
結果としてインターハイは逃すものの、セナの走り方を見てセナ=アイシールド21と気が付き、今後はデビルバッツの30番として全力でクリスマスボウルを目指すと宣言する。
またその際に『セナ=アイシールド21』と言うのは姉崎まもりには秘密にすると自分から察するなど、優れた洞察力をも見せる。
余談
40ヤード走の記録4秒9
ヒルマ曰く4秒8でエースと言われているので中々の俊足と言える。
(実際本人曰く『一応陸上部のエース』との事。)
多くの弟妹が居て、部屋は共用。
それ故か彼自身もアルバイトをして家計を支えてると思われる。
蛭魔や栗田が1年生の頃からアメフト部に助っ人として参加していた模様。
それもあってか、セナ達新入生に配布される部活紹介のチラシをアメフト部がほぼ独占する中、陸上部だけは辛うじて紹介文が掲載されていた。
蛭魔の名前を聞いただけで発狂したり震え上がる生徒が多い中、石丸はその人徳か、はたまたこれといった弱味が無いのか、普通に接して居る。
また蛭魔側も普段他人に対して使っている『ファッキン○○』という名称を何故か石丸には使っていない(ゲーム版では『クソ陸上部』と呼ばれていた)。
通知表の成績は5点満点でオール4
助っ人なのでアメフト部のアメリカ合宿には当然不参加。
アメリカに彼のそっくりさん『ジミィ・シマール』という黒人が居る。
セナが迷い込んだプロ選手テストで共にプレーしており、ポジションはおそらくクォーターバックと思われる。
セナの事を記念受験に来た若者と思い、小柄なセナが怪我の無いようパスプレーを選択し、敵からの故意のラフプレーも許すなど石丸に負けず劣らずの良い人である。
その後一次選考は突破するも二次選考で不合格となった事が読者質問コーナーで語られた。
蛭魔からは半ばアメフト部の一員とカウントされ、個別のロッカーまで与えられており、正式な部員にもかかわらず『三兄弟』とロッカーすら一括にされていた十文字・黒木・戸叶の3人に比べたら破格の扱いで有る。
(後に3人にも個別のロッカーが与えられた。)
派手な活躍には無縁では有るが、同時に大きな失敗も少なく、作中で見る限り恋ヶ浜戦でのキャッチミス位でそれ以降大きなミスは確認されない。
地味と言われているがスペック自体は高く、陸から伝授されたロデオドライブで高校アメフト王者である帝黒学院の選手を抜く活躍を魅せる。
もし仮に正式にアメフト部に所属して、アメリカ合宿等に参加していれば、一角の選手になっていたと思われる。