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概要

正式名称は『アニバーサリーの国のアリス~Wonderful Wonder World~』。副題は全作共通。

PSP移植版は『ハートの国のアリス アニバーサリーVer.~Wonderful Wonder World~』に変更されている。

ルイス・キャロル著の児童文学作品『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』を元にQuinRoseから発売された女性向け恋愛アドベンチャーゲーム(乙女ゲーム)である。

同ブランドの初作『ハートの国のアリス』と続編によるシリーズの3周年記念に制作された『ハートの国のアリス』ボリュームアップ版。

2010年3月14日にPC版、2011年7月28日にPSP移植版が発売された。

基本的なストーリーは『ハートの国のアリス』と同じだが、全てのイラストがリメイクされ、新規ルートやエンディングが追加されている。

ストーリー

不思議の国のアリスを踏まえつつ、まったく異なるストーリー展開の恋愛アドベンチャーゲーム。

現実主義で、夢見がちなところが皆無な主人公。特に、恋愛ごとはこりごりだと思っている。

彼女が引っ張り込まれた(自主的にではない)のは、やけに物騒なハートの国。メルヘン調な世界なのに、ほのぼのしているのは建物や小物だけ。帽子屋がマフィアだったり遊園地の従業員は銃携帯が標準だったりと危険な世界。主だった住人は皆危険人物ばかりで、すぐに乱闘騒ぎや殺し合いに発展してしまう。その上、領地争いまで勃発しており、帽子屋・ハートの女王・ゴーランドが対立する三つ巴状態。

おかしな薬を飲まされて(やっぱり自主的にではない)帰るに帰れなくなった主人公は、早々に「これは、夢オチだ」と決め付け、非日常を楽しむことにする。

どの陣地に味方し、どう行動すれば、元の世界へ帰れるのか。そして、登場人物の誰よりも恋愛に乗り気でない主人公に、まともな恋愛は出来るのか―――。(PC版『ハートの国のアリス』公式サイトより)

アニバーサリーVer.

主人公が住む滞在地とは異なる非滞在地キャラとの恋愛が可能(もちろん滞在地に住むキャラとの恋愛ルートも有り)。その際友情ルートからの展開になる。

移植版で削除されたイベントが復活するが、一部のイベントが回想モードに記録されなくなる。

登場人物

アリス=リデル『余所者』の主人公(名前変更可)。ペーターに拉致されハートの国へ落ちた少女。卑屈で自虐的な性格。CV:無し
ブラッド=デュプレ『帽子屋』。帽子屋ファミリーのマフィアのボス。頭は切れるがかなりの気分屋で、常に気怠げな雰囲気を漂わせている。所属は帽子屋屋敷。CV:小西克幸
エリオット=マーチ『三月ウサギ』。帽子屋ファミリーのNo.2。誰もが認めるウサギ耳を本人だけが認めていない、気のいい兄貴分。所属は帽子屋屋敷。CV:最上嗣生
トゥイードル=ディー・トゥイードル=ダム『ブラッディ・ツインズ(血まみれの双子)』。帽子屋屋敷の門番。青服青目で休憩好きなのがディー、赤服赤目でお金好きなのがダム。所属は帽子屋屋敷。CV:福山潤
ビバルディ『ハートの女王』。無慈悲で残酷、敵味方問わず斬首刑を執行する傲慢な美女。アリスには人形を可愛がるように接している。所属はハートの城。CV:甲斐田裕子
ペーター=ホワイト『白ウサギ』。ハートの城の宰相。主人公をハートの国に引っ張り込んだ張本人であり、盲目的に彼女を愛している。所属はハートの城。CV:宮田幸季
エース『ハートの騎士』。壊滅的な迷子癖と不幸体質を持つが、前向きに物事を考えるいい人。時計屋ユリウスとは友人。所属はハートの城。CV:平川大輔
ユリウス=モンレー『時計屋』。根暗で偏屈で皮肉屋、人間不信気味のワーカホリック。ハートの騎士エースとは友人。所属は時計塔。CV:子安武人
メリー=ゴーランド遊園地のオーナー。二つ名はゲーム本編にて。陽気で朗らかと比較的常識人だがこと音楽が関係すると色々な意味で壊れる。所属は遊園地。CV:堀内賢雄
ボリス=エレイ『チェシャ猫』。遊園地に住んでいるがあくまで居候。なぞなぞ好きで自由奔放、飄々とした今時の猫。所属は遊園地。CV:杉山紀彰
ナイトメア=ゴットシャルク『夢魔』。主人公の夢の中でのみ現れる。常に具合が悪くよく吐血している。CV:杉田智和

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