概要
株式会社アートムーヴが立ち上げた乙女ゲームブランド。通称「ロゼ」。
外国の童話や古典文学をベースにした世界観創りを主にし、主人公を筆頭に登場人物達の癖と我が強いのが特徴。
世界観がオリジナルの作品は「QuinRose」、童話等の原典がある作品は「QuinRose UnderGarden」とレーベル分けされている。ただし開発スタッフは変わらない。
スチルの多さとOPムービーのクオリティー、癖のあるシナリオに定評がある(以前は致命的バグも大量にあったが改善されている)一方、独特な文体と個性的な絵柄、主人公の性格が乙女ゲームのジャンルらしからぬ性質を持っているが故に、ユーザーの好き嫌いが激しく人を選びやすい。その分一度ハマると抜けられない中毒性を持つ。
晩年の作品はシナリオとイラストのえぐさが幾分マイルドになっている反面際どい描写が増加しており、2013年度発売のソフトは11本中9本が17歳以上推奨のCERO:D(残り2本は15歳以上のCERO:C)に指定されている。以降のリメイク版も軒並みD指定となっているため購入の際は注意が必要。
有名シリーズは『大陸シリーズ』と『アリスシリーズ』。
特に『ハートの国のアリス』は2011年に劇場版アニメ映画が、2014年にミュージカルが公開された。
初期は漫画・小説・ドラマCDの展開は多くもキャラグッズは少なかったが、次第にアリスシリーズのコラボカフェを始め非常に積極的に動いていた。
2015年9月に本社アートムーヴの倒産疑惑が浮上。直後の数ヶ月間、サイト及びTwitter共に音沙汰が無かったが、同年末、正式に事業停止が告知された。
そして2016年にゲームサイトも消滅したのだが、現存している広報Twitterのツイートから、過去作品のシナリオやBGMを公開している個人サイトに飛ぶことができる。……著作権関係がどうなっているか若干気になるところではある。
倒産から約4年が経った2019年。6月1日、2日に開催された「オトメイトパーティー2019」にて、オトメイトのサブブランドとして、「QuinRose reborn(クインロゼ リボーン)」が誕生することが発表された。
その第一弾タイトルとして、アリスシリーズの新作『スペードの国のアリス』が2部作で制作される。
発売タイトル一覧
大陸シリーズ
アリスシリーズ
- ハートの国のアリス
- クローバーの国のアリス
- ジョーカーの国のアリス
- おもちゃ箱の国のアリス
- ダイヤの国のアリス
- アニバーサリーの国のアリス(※『ハートの国のアリス』ボリュームアップ版)
- スペードの国のアリス
シンデレラシリーズ
怪談ロマンスシリーズ
里見八犬伝シリーズ
黒雪姫シリーズ
その他
- マザーグースの秘密の館(※男性主人公のギャルゲー版有り)
- お菓子な島のピーターパン
- グリム・ザ・バウンティハンター
- スクール・ウォーズ
- ロミオVSジュリエット
- 大正鬼譚
- BLACK CODE
- 魔女王
- マーメイド・ゴシック
- 源氏恋絵巻
他社移植作品
関連タグ
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