概要
正式タイトルは『アラビアンズ・ロスト~The engagement on desert~』。
QuinRoseから発売された女性向け恋愛アドベンチャーゲーム(乙女ゲーム)。
2006年8月11日にPC版、2007年10月11日にPS2移植版、2009年9月10日にDS移植版、2012年6月28日にCG等を一新したPSPリメイク版、そして続編として『アラビアンズ・ダウト』が2014年1月30日に発売された。
『ロスト』には攻略キャラクターとの恋愛の他にシミュレーションゲームやRPG要素が含まれている。
『魔法使いとご主人様』『クリムゾン・エンパイア』と同じフルークハーフェン大陸シリーズ。あくまで異なる国の物語であって連作ではないが、時代や大陸設定が同一で世界観等に繋がりがある(『魔法使いとご主人様』の主人公の兄・マイセンが登場する等)。
ストーリー
主人公は、犯罪大国であるギルカタールのプリンセス。盗賊王と呼ばれる国王の一人娘。
周りは悪党ばかり…普通とは程遠い環境で育った主人公は、普通の恋愛をして普通の結婚をし、出来ることなら『普通』の人間になりたいと願っている。間違っても、自国の大悪党共と愛も常識もないような結婚はしたくない。しかし、娘を溺愛する父親は、将来のためにも優秀な婚約者が必要だと勧めてくる。引き出せた譲歩は、期限内に大金(1000万G!!)を貯めれば婚約しなくてもいいという条件。
『普通』になりたいがため、盗賊のスキルを上げることを拒んでいた主人公だが、英才教育は受けている。手段を選ばなければ、大金獲得も不可能ではない…はず。
周りを巻き込み、利用し、利用され、目標金額をクリアしてみせる―――!
(『アラビアンズ・ロスト』PC版公式サイトより)
登場人物
アラビアンズ・ロスト
アイリーン=オラサバル | 「無法者の国」「犯罪国家」と称される王国ギルカタールのプリンセス(名前変更可)。国の特性もあってスレた部分もあるが根は真面目で自国を愛している。『普通』の人間になる事に憧れている。CV:無し |
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タイロン=ベイル | 南地区纏め役の跡取り息子。主人公とは幼馴染みで彼女に恋心を抱き続けている。スチュアートとは親戚だが正反対の性格から仲が悪い。熱血漢でおおらか、頼れる男ではあるがかなりがさつ。CV:小西克幸 |
スチュアート=シンク | 北地区纏め役の跡取り息子。主人公とは幼馴染みだが現在疎遠中。タイロンとは親戚だが正反対の性格から仲が悪い。冷たく高飛車、潔癖症な美男子で頭も良いが弱点も多い。CV:諏訪部順一 |
シャーク=ブランドン | 密輸商人のギルドの取り纏め役。あらゆる商品に精通し調達の天才と謳われる。非常に優秀な医者でもあるが、成金が祟った悪趣味な服装で全くそう見えない。難病を患う弟がいる。CV:大畑伸太郎 |
ロベルト=クロムウェル | 急成長中のカジノの元締め。ギャンブルが大好きで自身も凄腕のギャンブラー。実業家としても優秀で並外れた商才があり、ついでに野心も並外れている。やる事なす事全てにおいて胡散臭い。CV:高橋直純 |
カーティス=ナイル | 稀代の天才暗殺者。特に薬物に詳しい。外見は穏やかで普通の人間だがその普通なところが余計に怖く、いつもにこやかに笑っている。裏道にも通じており、自身もスラム街出身。CV:石田彰 |
ライル=スルーマン | 主人公の家庭教師。時に優しく時に厳しい、主人公曰く「たまに優しく常に厳しい」指導を行う。足が不自由で仕込み杖を使用している。ロベルトとは旧知の仲で親友の間柄。CV:勝杏里 |
マイセン=ヒルデガルド | 『魔法使いとご主人様』の主人公の兄。とにかくポジティブ。放浪癖があり神出鬼没。かなり強い魔法使いで、世界の真理を探求し賢者を目指すという名目で旅をしている。CV:下野紘 |
ミハエル=ファウスト | マイセンと契約を結ぶ本物の悪魔。でたらめな強さを持つが異常に神経質で鬱気味であり、精神が非常に不安定。独り言が多くネガティブ。基本的にマイセンの言う事しか聞かず、たまに彼の言葉も聞いてない。CV:緑川光 |
アラビアンズ・ダウト
ジャレッド=バルザザール | 商人と市場の国・ポアドレの属国の公子。主人公とはハトコであり、縁談のために来国してきた。CV:子安武人 |
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セオドア=ロー | ジャレッドの従者。主人公の元彼で、お互いに身分を明かさず友達のような関係だった。CV:置鮎龍太郎 |
別名・表記揺れ
関連タグ
世界観を共有している作品
アラビアンズ・ダウト(アラダウ) 魔法使いとご主人様 クリムゾン・エンパイア