概要
正式タイトルは『魔法使いとご主人様〜wizard and the master〜』。
2005年9月2日にQuinRoseが第一作目として発売した女性向け恋愛アドベンチャーゲーム(乙女ゲーム)である。
発売時はCVが存在しなかったが、2010年7月31日にはフルボイス(主人公除く)かつルートを増やしたボリュームアップ版『魔法使いとご主人様 New Ground〜Wizard and the master〜』、2011年11月23日にはPSP版が発売されている。
魔法が常識の存在として知られている世界に魔法を使えない少女(主人公)が生まれ、魔法学校にて自分を守ってくれる従者を探す物語。
作中の舞台である大陸はQuinRoseの後作である『アラビアンズ・ロスト』『クリムゾン・エンパイア』にも引き継がれており、ファンの間では同作を含めて『大陸シリーズ』とも呼ばれている。
またQuinRoseの有名シリーズ(の一つ)であるハトアリシリーズでも、ファンディスク『おもちゃ箱の国のアリス』にて本作のパロディが用いられている。
ストーリー
魔法学園を舞台に、理想のご主人様を目指す、
ファンタジー・恋愛アドベンチャーゲーム。
主人公は、魔法王国『ルーンビナス』のプリンセス。
誰でも魔法が使える国の、しかも王族に生まれながら、何故だか魔力ゼロ。
魔法が、欠片も使えない。
名門であるシンフォニア高位魔法学校に25週間滞在し、従者となる相手を探すことになる。
期間内で、身分に相応しい従者を探し出して、生涯の供とする。
探し出せなければ、王位継承権を放棄して、安全のためという名目で田舎に引っ込むことになる。
人生の分かれ目となる、試練の期間。
長くて短い25週間が始まる……。(PSP版公式サイトより抜粋)
登場人物
※CVはボリュームアップ版&PSP版を記述する。
アリシア=ヒルデガルド | 主人公(名前変更可)。魔法を使えない故に暗殺対象とされる事を防ぐ為、魔法学校へ送られた少女。前向きかつ押しの強い性格をしている。CV:無し |
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セラス=ドラグーン | アリシアの使い魔であるドラゴンで、人間の姿にも変身可能。主には絶対の忠誠を誓っているが、彼女が幸せなら他人はどうでもいいという危険な一面も。CV:小野大輔 |
リューク=ブラウン | 剣士の家系出身であり、剣術の国にて王家指南役も務める男性。人当りはいいが生真面目で、時に色んな意味で大胆な行動を見せる。CV:杉田智和 |
ロイド=ダークネスト | 学者を目指す寡黙な青年。研究のみに情熱を注いでおり人付き合いは嫌い。アリシアにも初対面では迷惑そうな態度をとるが……。CV:中村悠一 |
ミラー=フェルデナンデス | 幼なじみ。貴族の生まれ故か高飛車な言動が多く、アリシアとは『喧嘩友達』の関係。彼女に想いを寄せているが気付いてもらえていない。CV:近藤隆 |
サイラス=フォン | 講師を務める偉大(?)な魔法使い。物腰柔らかで常に丁寧語で話すが、時として妖しい雰囲気を醸し出す事も……?CV:遊佐浩二 |
シルフィール=ベルモア | 公爵令嬢。女性で唯一アリシアの従者候補に挙がっている。淑女としての振る舞いは洗練されているが、おっとりとして若干天然の気がある。CV:宮川美保 |
ハワード | 学園の執務長。厳格そうな印象を持つが部下には慕われているいい上司。何となく「どこか懐かしい」と思わしめる包容力を持つ。趣味は学校の見回り。CV:井上和彦 |