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※この記事は長文なので短文派の方々は親記事“ユーゴスラビア”を見ていただければと思います
概要
先史(“第一のユーゴスラビア”)
社会主義体制確立まで
1918年に終戦した第一次世界大戦ののちオーストリア=ハンガリー帝国やオスマン帝国などに支配されていたセルビア人・クロアチア人・スロベニア人が独立した国家の形成を目指して“セルビア人・クロアチア人・スロベニア人王国”が成立した。
その頃アメリカ大統領のウィルソンによって民族自決が唱えられたこともあり、同じようにオーストリアやハンガリー/チェコスロヴァキアなどバルカン半島諸国の独立が相次いだ。
当初はバルカン半島に存在したセルビア王国の形を受け継ぐ形で内政を動かしており結局オーハン(オーストリア=ハンガリーの略称)やオスマンの代わりにセルビア人率いる“ユーゴスラビア王国”が統治するような形となった。ユーゴスラビア王国が設立する前にはクロアチア人などの反セルビア人勢力が反発を示したが主導者の暗殺で最悪の鎮まりをみせた。
そうしてユーゴスラビア王国は独裁制に則り自治を行なっていた。
しかし1939年に第二次世界大戦が始まると戦火は当然ユーゴスラビアにも飛び火し民族浄化を唱える枢軸国によって侵攻されまたしても他国による分割統治を受けることとなる。
しかしそんな中でも諦めずに解放を目指して戦い続けた人物がいる。
のちのユーゴスラビアを統治することになるヨシップ・ブロズ・チトーである。
チトーはパルチザン(ユーゴスラビア解放戦線)を率いドイツに根強く抵抗し戦後に自力でのユーゴスラビアの解放を果たすこととなったのである。
