概要
水木しげる氏著書の妖怪辞典の解説によれば元々は人間の女性だったが、四六時中悪魔に仕える事によって空を飛ぶ力を得た姿(ただし内臓を引きずった首だけの姿ではあるが…) だとされる。
子供を身籠った女性の血が好物といわれており、血を吸われた者は死んでしまうとされ、その内臓から滴り落ちる血に触れただけでも大病を患うという。
ただし内臓を引きずりながら空を飛んでいる為、茨を始め内臓が引っ掛かってしまう棘がある物を酷く嫌う習性があり、その為、現地では身籠っている女性がいる家の窓や戸にシュルジュという名の棘のある植物の葉を掛けておく風習があるらしい。
ポンティアナ
ボルネオ島の1つであるカリマンタン島に伝わる内臓を引きずった首だけの姿をした吸血鬼の一種(厳密には複数の幽霊や妖怪の総称)。
水木しげる氏著書の妖怪辞典の解説によればその正体は妖術師の男性で、普段は素知らぬ顔で普通の人間として暮らしているが、真夜中になると魔術で首だけの姿となって空を飛び、民家の窓に張り付いて中の様子を伺い、女性が寝れいれば忍び込んで股の下から血を吸い続けるという。
ただしこの姿でいる事ができるのは夜だけで、もし朝日が昇るまでに自身の胴体に戻る事ができなければ、朝日を浴びた瞬間にドロドロに溶けて腐い臭いのする水に変化して2度と元の姿には戻れないという。
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