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ポンティアナ

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ぽんてぃあなっく

ポンティアナとは日本ではカリマンタン島に伝わる吸血鬼といわれているが、現地では複数の幽霊や妖怪を含めた意味がある。
  1. 生首の下から内蔵を垂らした姿の吸血鬼。日本ではこの名でも知られている。→ペナンガラン
  2. インドネシアで伝承される妊娠中に死亡した女性が化けるといわれる吸血幽霊。ポンティアナックやマティアナック、クンティラナック(pontianakKuntilanakという呼び名もある。※この項で説明
  3. マレーシアのビダユ族に伝わる、「キャキャキャキャキャ」と山から村に舞い降りてくる甲高い笑い声だけのお化け。ユウカナという呼び名もある。
  4. 初産の子が女の子で死産であったときに化ける、赤い瞳の目玉だけのお化け。赤い涙を流しながら飛ぶ。 →目玉のお化け
  5. カリマンタン島、西カリマンタン州の州都。この地に最初に暮らしたスルタンがポンティアナを目撃したという故事からこの名になった。また同名のアロワナ専門店が埼玉県にある。

2.の概要

マレー半島やインドネシアに伝わる妊娠中に死亡した女性の幽霊で、長い髪に青白い肌で、白い服を着ている美女だと描写されている。

赤ちゃんの泣き声とともに現れ、穏やかな声ならば近くに、激しい声であれば遠くにいるという。また、近くにいるとプルメリアの花の香りの後にひどい悪臭がするという。

あわれな犠牲者(大概は男)は鋭い爪で胃に穴を開けられ内蔵を食われてしまう。

洗濯物を一晩中外に干していると、獲物として狙われてしまうともいわれる。

活動していない日中はバナナの木の中に宿って過ごしている。

もし襲われそうになっても、うなじにある穴に爪を差し込むことで、普通の女性もしくは良き妻のようにふるまってくれるという誰得な設定を持っている。

なお、出産時に死亡した女性が化けたものはラン・スィルと呼ばれ区別されているが、同一視されることもある。

その他ペナンガランとして知られている者はメメディ・ウスス(Memedi Usus)強姦され自殺した女性が化けたものは胴に風穴が開いておりスンダル・ボロン/スンドゥル・ボロン(Sundel Blong)とも呼ばれる。

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