概要
バリ島に伝わる大魔女ランダに仕える悪霊で普段は人間の姿であるが、ランダと同じく長い舌と牙を持つ姿が正体であり、赤ん坊やその血を狙い、内臓を垂らした生首となり妊婦を探して飛び回るという。
現地では墓地を徘徊して死体を喰らったり、豚のような動物に化身するともいわれ、特定の病気や異常死などはレヤックの仕業だとされ恐れられている。
そのような不幸に対して呪術医が対処するが、背後にいるランダの力は強大であるため復讐することは避けられるという。
同様の伝承であるタイ王国のピー・ガスーや、マレーシアのペナンガラン、フィリピンのマナナンガルなどとも同一視されている。
インドネシアではLeakとも呼ばれ、転じて日本では現地に生息する大型のコオロギのような昆虫(オバケコロギス)の通称「インドネシアの悪霊リオック」としても知られている。