概要
花奏すずの前世であり、先代の妖巫女(あやかしみこ)にあたる少女。
幼い頃から妖巫女としての能力を開花させており、分身を作り出すオモカゲや魄を込めた折り紙を動かして操る折神(オリガミ)も自在に使いこなしていた。
しかしその力を気味悪がった親や周囲から蔑まれて孤立し、力の使い方を鍛錬し続け、人にとって危険な妖を諌めてまわっていた。
かつて付喪神の王である塵塚怪王を封印すると同時に怪王の使いとして生きていた絵筆の付喪神の歌川画楽と出会う。
その当時人間を忌み嫌っていた画楽と心を通い合わせ、彼に自分の絵を描いて欲しいと頼むものの、画楽はそれが彼女との生活の終わりになることを恐れ、一向に描くことができなかった。
だが、そのある年にたて続けに発生した大水害を鎮めるための人柱として選ばれてしまい、そのまま水底に沈められ、この世を去った。
しかし、第43話では塵塚怪王以外にも強力な妖力を持って命依に封印された古の妖は三体存在し、150年前もの妖力を維持したまま復活したことが判明。
その三体の内の日照り神・縊鬼が登場し、祭里達祓忍及び現在の妖巫女であるすずによって倒されるが、最後の妖の正体は…?