笑福亭鶴光(1948年1月18日 - )は上方の落語家。ラジオパーソナリティ。
人物
上方落語の名手でラジオパーソナリティーとしても有名な人物。ニッポン放送で『笑福亭鶴光のオールナイトニッポン』※を11年9ヵ月勤め上げ、ナインティナインに更新されるまで不動の最長記録を保持していた事でも有名である。
戦後上方落語の四天王の一人、6代目笑福亭松鶴の弟子であり、兄弟子の廃業やらで現在の序列は3代目笑福亭仁鶴に次ぐ二番弟子である。仁鶴の死後は、一門筆頭となる。笑福亭鶴瓶などは弟弟子にあたる。
日本の落語家では現在唯一上方落語協会と江戸落語の落語芸術協会の両方に加盟するため、双方の寄席に出演することが出来る。このため、上方落語家の東京での出演の斡旋などを行うこともある。
直弟子のうち笑福亭学光は上方、笑福亭里光より下の弟子は江戸における弟子である。なおサンテレビの番組「おとなの子守唄」には学光以下東西全ての弟子が(端役で)出演する。
ちなみに鶴光の読みは正式には「つるこ」らしいが本人も含めて「つるこー」ないし「つるこう」と読まれる傾向がある。なお「鶴光」の名跡は当代で2代目。
歌手としても1975年に『うぐいすだにミュージックホール』で約20万枚を売り上げたが、それが元で師匠から3か月間破門を言い渡されたこともある。(2000年にセルフカバー。)
- 主なリリース曲
『ももえちゃん』(『うぐいすだにミュージックホール』のB面)
『イザベル =関西篇=』
『ええかええかのテーマ』等。
- ※概要にある「ええかぁ~ええのんかぁ~」はこの番組のさい生まれたもの。登板してから間もない頃に放送局のお偉方から「君にはセックスアピールが足りない」と言われた。男性である鶴光に求める内容として考えると、大人の男性らしい渋みのある声でのトーク、と取るのが普通・・・なはず。が、「セックスをアピールする」というふうに取ってしまい、シモネタトーク全開になったらなぜかそれが大好評。定番となった。
関連タグ
外部リンク
落語芸術協会:プロフィールページ
上方落語協会:プロフィールページ