エルマ(小林さんちのメイドラゴン)
えるま
マジメなハイスペック女子!(いつも何か食べてますね)
プロフィール
概要
クール教信者のマンガ『小林さんちのメイドラゴン』の登場人物。
トールたちの世界に住む雌のドラゴンで、神々に仕え世の秩序を重んじる”調和勢”の中でも有数の期待株らしい。調和勢のNo.2に位置するテルネの孫娘。
元は旧知の仲であるトールを元の世界へ連れ戻すために人間界にやってきたが、食べ物で懐柔されている内に有耶無耶となり、自力では元の世界にも帰れないことから人間界に居座ることになった。
その後、小林さんの会社に上井エルマという名前でシステムエンジニアとして就職して小林さんの後輩になり、生計を立てて生活している。
ドラゴンとしての姿はイッカクの様に捻れた一本角を抱くリヴァイアサンのようなもので、人間態は抜群のプロポーションを持つ暗色のセミショートヘアをした成人女性。人間態でも角は出している事がしばしば。
生真面目で良識を持った正義感の強い性格だが、一本気で猪突猛進、融通が利かなくなる石部金吉な部分もある。
一方とにかく食べ物に目がない食いしん坊で、劇中でも食い気につられて行動する事が多く、現在ではすっかり人間界のグルメの虜になっている。
"混沌勢"に属するトールとは昔から衝突が絶えない犬猿の仲で、カンナ曰く両者の争いで「島が三つ消えた」との事。
一方かつては共に在った時期もあり、その関係は第三者から見るとケンカするほど仲が良いタイプに見えなくもない。
その力は竜族の中でも天才児とされたトールとほぼ同格らしく、おっぱいの大きさも彼女とほぼ同じ。能力の方向性は異なり、トールのように世界を越えるゲートは作れない(元の世界に自力で戻れないのはこのためで、初登場時はトールが作ったゲートを利用して人間界にやって来た)が、街一つを守護する結界や千里眼などを使いこなせる。
入社当初はPC操作さえわからなかったが、小林さんの丁寧なレクチャーによって短期間の内に驚くほどに仕事ができるようになった(アニメ版1期では尺の関係からエルマの会社内でのエピソードはだいぶ割愛されていたが、2期でようやく映像化された)。
仕事で得た給料で人間界の食べ物をしょっちゅう食べ歩いているらしく、登場するときは高確率で何か食べている。このため、他のドラゴン達と同様それなりに人間界での暮らしを満喫している。
しかし、その一方で他のドラゴン同様、(トールほど露骨ではないが)人間に対する種族的優越感やドラゴンとしてのプライドを持っているためか、小林さんや滝谷など目上の人間には敬称こそ付けるものの、人間界では敬語で話すようになったトールとは対照的に、職場の上司や先輩社員など目上の人間に対してもほとんどタメ口で話している。
人間界に住んでいるドラゴン達の中では唯一人間と同居しておらず、今のところパートナー的な存在の人間がいない(トールは小林さん、ファフニールは滝谷真、カンナは才川リコ、ルコアは真ヶ土翔太、イルルは会田タケトとそれぞれパートナー的な関係を築いている)。これは過去に人間達との関係性を誤った負い目が影響している模様。居住先も不明だが、家賃云々の発言があるため、おそらく一人暮らしだと思われる。
スピンオフコミック『エルマのOL日記』ではその気になれば並みのSE3人分くらいの能力を単位時間に発揮できる程になっている。また、単純に腕力の強さも評価される(ただし、この件については小林にある「ダメ出し」をされている)。
ただ、それらの能力を発揮するには大量の食事を摂取するためかなりの悪燃費とされている。
作者のコメント
実は割と初期から考えていたキャラ。トールのライバルとして登場させたが、出すの遅かったかもしれない |
余談
名前の由来はおそらくドラゴンが登場する児童文学「エルマーのぼうけん」ではないかと思われる。