勇哩火
いさりび
CV:小杉十郎太
CV:小杉十郎太
概要
海火子の父親。星界山第四星界モリト村で漁師をしていた。厳格な性格で、幼少期の息子にスパルタ教育を施しており、ひねくれ気質の原因を作った。ガラスの様な玉に封印されており、彼の懐に隠して時折呟かれている。当初は理由も謎で、時折困っている息子へアドバイスを送っていた。
クラマが星界山にたどり着き、苦労の末に探し求めていたドワルダーの秘密を知る人物。同時にドワルダー七人衆のひとりで、魔神夏鬼丸本来の所有者。即ち第七星界のボスである。シバラクと同様に魔界に堕ち、その実力はズボシばあさん曰く「魔界の王に比肩する」という。ドツイタルは封印されていた事実を知っているが、息子である筈の魔界爆走三兄弟すら所在を隠匿。解呪後に魔神戦で落ち延びていたデス・ゴンドールを否応なしに粛清。暗黒龍の復活を高らかに宣言。絆の証である銛の先端を粉砕し、アソウカ神殿で復活の儀式を行いドワルダー神殿へ舞い戻る。
しかし、魔王の見えぬところで、拉致した筈のワタルを解放する不可解な行動が目立ち始め、星界山の統治者『星天王』と『星皇后』が封じられたレリーフの前での神龍剣を引き抜く行為で息子に討たれる覚悟もしていた。
これらは全て演技であり、暗黒の矢で射られたり、魔界力で洗練を受けたわけではない。本来は星界山の皇子『星太子』で、星界山王家に据えられた人物であった。魔王の侵攻で第四星界まで落ち延びた末に渡津海と出会い、子供を儲けたが、魔王打倒の為に敵地へ潜入して懐へ飛び込み地位を築き上げるも、ドツイタル以下星界ボス達に実力を疎まれ、夏鬼丸を触媒に玉へと封じられ、モリト村に送り返されたのが真相である。
討伐後は両親が高齢を理由に公務を退き、後継者として就任。以降は『海鱗王』を名乗る様になるが、以前の関係から親子喧嘩と和解を日々繰り返されている。
名称は『月刊アニメージュ91年4月号付録 魔神英雄伝ワタル2めもりある』より。