概要
かつてマナの要塞(空中要塞ギガント)の起動を受け、ただでさえ残り少ないマナの力を更に大きく減少させた上に、人の手に余るその強大な力に酔いしれる驕れる人類を罰する為に神々が遣わしたとされる神獣。
神獣とマナの要塞の激突は壮絶なもので、この時の余波で起きた大災害により世界中の文明は破壊尽くされたといわれており、要塞が当時の聖剣の勇者により落とされたのを機にその姿を消し、ようやく平和が戻ったが、その代償として世界の文明は大幅に後退したといわれている。
マナを回復させる事ができる唯一無二の存在だが、マナが急速に減退すると凶暴化する性質を持つ。よって邪悪な存在ではないが、後述する理由によりマナが急速に失われた影響で暴走、凶暴化してランディたちの前に立ち塞がる事となった。
現在では小型の個体が複数存在し、世界各地の上空を飛び回っており、マタンゴ王国では“神の獣”と呼び、神獣とは別物物と捉えているが、実際にはこの“神の獣”たちが、マナが急速に失われる事態が起きると融合、合一して神獣と化して凶暴化するというのが真相である。
なおその姿は黒紫色の肌をしたフラミーといった感じで、ランディは元々同じ種族だったのではないかと推測しているが、真偽のほどは不明。
その身体は純粋なマナそのものである為、マナの剣でしか傷付けることはできない(ただしクリティカル時のみ他の武器でも有効だが、暫くするとカウンタマジックLv.8を使用する為、魔法も殆ど無力化される)。
イベント戦が強い所もあるが、回避不可能な攻撃を繰り出す為、対処法を行わなければ純粋に強敵の部類に入る。また神獣の消滅は人間界と妖精界の分離を意味している。
タナトスの暗躍により、膨大なマナを動力として動く要塞が起動した事を受け、世界から急速にマナが失われた事により、太古の大戦時同様に再び暴走し、降臨し世界は再び崩壊の危機に陥った。
最終的に多くの犠牲と悲しみを乗り越えた聖剣の勇者の活躍により、その身を砕かれ、その破片は雪となり、まるで勇者の悲しみを癒す下の様に世界中へと降り注いだのだった………。