ダウワン・ベル
だうわんべる
概要
ダウワン・ベルとは『金色のガッシュ!!』に登場するキャラクターである。
以下、ネタバレ注意!!
ダウワン・ベルとは、「バオウ・ザケルガ」を生み出した張本人であり、1000年前の魔界の王を決める戦いの優勝者である現魔界の王で、ガッシュ・ベルとゼオン・ベルの父親である。かつてのパートナーはウィリーという少年。
本編中には名前などは明かされなかったが講談社から発刊された完全版のおまけ漫画である『ガッシュカフェ』で本名や魔本の持ち主が明かされた。
作中での動向
そのキャラクターから、劇中に顔を出して登場したのは、本編最終回の一度と、上述の通り完全版でのおまけ漫画のみ。
本編では、ゼオンの回想とガッシュの記憶にのみ登場する。
年老いたことによりバオウが制御できなくなり、バオウが自分から離れ魔界全てを食いつくすという最悪の事態を回避するために、自分の修羅の部分を持ち、怒りや憎しみを持ちやすいためバオウを制御できないゼオンではなく、ガッシュにバオウを継承させ身分を隠し一般の家庭に任せた。
また、3歳の頃からゼオンに過酷な訓練を施し、ガッシュとバオウに対して追及したゼオンに電撃で折檻を行うという非情な面を見せた。(これに関しては二度と口に出さない様厳罰を与えなければひょんな事でガッシュの存在及びバオウの所在がバレてしまう可能性があり、そうなればガッシュひいてはバオウが何者かに悪用される危険性が存在したため致し方ない部分もある)
その一方で、ガッシュとの別れには辛い宿命を負わせることに涙を流し、ウィリーとの再会で涙を浮かべるなどガッシュの父親らしい情に厚い面も持ち合わせている。
また、前述のゼオンへのスパルタ教育も、自分の心の修羅な部分を継いだゼオンだからこそそういった面に振り回されない様に心身を鍛える必要があった。さらに言えば千年ごとの王を決める戦いが近い事や、竜族の神童という超級の魔物が敵に回る事は容易に想像でき、また、ゴーレンの様なイレギュラーが魔界に危機をもたらしかねない事を身をもって知っている以上虐待という形容すら生ぬるい程の鍛錬を積ませなければならなかったという事情があった、事実ファウードという規格外の兵器の襲来や、クリアという魔界の自滅因子ともいうべき存在が参戦していた事を考えれば間違いではなかったといえよう。
最終巻の『ガッシュカフェ』では魔本と共に参加し、飲むヨーグルト、リンゴ、東ハトオールレーズンを注文していた。
長らく王を決める戦いの黒幕と思われていたが、ダウワン自身すら王を決める戦いを完全に認めておらず、王を決める戦いを乗り越えた経験や、そこで得た仲間達のことを認めている一方で、
王の特権の危険性(まさしくクリアがやろうとしていた様に皆殺しも可能であったこと)や、もしもクリア・ノートが王になったらどうするつもりだったのかと魔本に激しい怒りを露わにしていた。
王になった後の大きな戦いで助けられ魔本を認めているからこそ
王を決める戦いの危険性や理由を問い詰めるが、実は魔本の方も何故この王を決める戦いを行うのかはわかっていなかった。
魔本によると詳しい理由は不明だが王を決める戦いは必要な試練であり、自分達人間界と魔界を繋げるというタブーを犯しているからこそ報いを受けるかもしれない、いずれ助けられない時が来るかもしれないと残すも、ガッシュ達の未来が金色に輝かないわけがないという魔本の言葉に同意し、魔本とウィリーに感謝し王に即位したガッシュの祝賀会に戻っていった。