概要
ウィザーディング・ワールドの魔法生物。巨大蜘蛛。
ハリー・ポッターと秘密の部屋に出てきたクモ、アラゴグの種族。
黒い毛がびっしりと胴体を覆っていて、肢を広げると5メートルにもなる。更に怖いことにハサミまで持っている。
ヒトの言葉を話し、ヒト並みの知能があるが、訓練不可能。そのため魔法省には動物に分類され、更に危険レベルは最高。肉食で大型の獲物を好む。
ルビウス・ハグリッドは学生時代にアクロマンチュラのアラゴグの卵を孵し、物置で隠れて飼っていた。そしてトム・リドルにその事実を利用され、謎のマートル殺人事件の犯人にでっち上げられて退学処分になっている。
後に冤罪は晴れた。
しかしよく考えると、リドルのやっていたこと(バジリスクによるマートル殺し)より遥かにマシとは言え、アクロマンチュラもバジリスクと同じぐらい危険な存在であり、それを勝手に学校で飼うなど重大な犯罪行為である。殺人目的にしか第三者からは見えない。退学にならなければハグリッドはアラゴグを飼い続けていただろうし、そしたら本当にアクロマンチュラによる死人が出たかもしれない。
まぁ、そんな事態にならないようにダンブルドアが流石にちゃんと見張っていたのだと思うが……。
ハグリッド退学後はアラゴグは禁じられた森の奥の窪地に住むように。ハグリッドの好意により妻モサグを得て、アクロマンチュラのファミリーを形成していた。ハグリッドの顔を立て、人を襲うことはなかった。
しかし生息地にやってきたハリーとロンは食べようとした。このへんは生粋の肉食生物である。
その数年後、アラゴグは死亡。
どうもアラゴグが死んだことでアクロマンチュラ・ファミリーはタガが外れたらしく、ホグワーツの戦いでは死喰い人と共にホグワーツを襲撃していた。
まぁ、禁じられた森をヴォルデモート側に抑えられたのがホグワーツ側の最大の失策とは言え、ハグリッドの責任もあるだろう。アクロマンチュラが誰かを食べていないか祈るばかりである。