概要
ザ・ハイスクールヒーローズのラスボスと思われる謎多き魔人。
黒い十字架が顔に張り付いた姿をしており、黄金魔人同様黒十字の紋様が描かれたマントを羽織っている。元ネタの黒十字総統と比べ、十字架のサイズが小さくなった上に十字の中心にあった顔も赤い宝石に変わり、より不気味な印象を受ける。また胸部には魔人共通の釘が刺さっている。
五星学園で起きる魔人絡みの事件を裏で糸を引いている存在と思われ、10年前、まだ小学生だった真中大成を襲った張本人。
関連タグ
魔人(ザ・ハイスクールヒーローズ) 三日月魔人 黄金魔人(ザ・ハイスクールヒーローズ) ザ・ハイスクールヒーローズ
黒十字総統:元ネタ
以下、ネタバレ
正体
CV.戸次重幸
その変身者は学園防衛部顧問、天利清春。
同時に彼こそが魔人アプリの開発者であると共に、10年前に大成の父であり同級生の真中大志を葬った張本人である。
かつて大志とともに『ゴレンジャー』ごっこに明け暮れていた天利は、大志の持っていた「真っ直ぐで、自分が世界の中心だと信じて疑わない心」を羨ましく、そして妬ましく思い、いつしかヒーローではなく黒十字総統に憧れるようになっていた。そしてヒーローに憧れる事をやめない大志が完成させたヒーローアプリを改造、持つ者の負の感情に反応して魔人へと変貌させる魔人アプリを完成させ、黒十字魔人の力で生徒を従わせる事による「教育」を為そうとしていた。
そして大成が魔人に襲われた際、真っ先に彼の野望に気づいた大志と、かつてゴレンジャーごっこをした思い出の場所で対峙し、上述の心情をぶつける。しかし尚も変わらず、昔と同じように「ヒーロー」のように彼を諭そうとする大志を、黒十字魔人に変身し、崖から突き落とし殺害していたのだった。
能力
その能力は記憶の操作。
相手に偽の記憶を植え付けて幻覚を見せるほか、自らの記憶を相手に送り込み追体験させる、単純に記憶を消去するなど多彩な応用を見せる。定かではないが、魔人アプリの強制インストールによる生徒の洗脳もこの能力の応用である可能性がある。
また、十字架を模した大剣を持つほか、エネルギー弾を放って攻撃する事も可能。記憶操作は手からエネルギーを放って行う他に、記憶操作効果を持つ斬撃波を剣から放つ事もできる。
活躍
当初は大成の回想にのみ現れていたが、第5話で姿のみ初登場。墨友団十郎に話しかけられていた。
初めてヒーローズの前に姿を見せたのは第6話。金井歩の「卒業」と称した粛清の現場に現れ、倒れる金井の前から去っていく。
第7話では大成の口から「こいつを倒すまで学園の平和は守れないラスボス」としてその名が挙げられる。その後、正体に気づいて一人でやってきた大成と、大志が失踪した場所ーかつて大志と天利がゴレンジャーごっこで遊んでいた山で対峙。魔人に変身し記憶操作で彼を翻弄した後、記憶を送り込んで10年前の真実、そして自身の本心を彼に教える。
父の仇敵であった事を知り激憤する大成をその圧倒的なパワーと記憶操作で完封し、変身解除に追い込む。なおも立ち上がろうとする大成のヒーローアプリを踏み潰して破壊し、彼に記憶操作の斬撃を放ち…
全ての事件の糸を引いていた黒幕なのではないかと考えられているが、一方で天利自身は10年前の大成の襲撃事件や、大成や金井の背中につけられた「十字の傷」について知らないような素振りを見せており、別の首謀者、または天利以外の黒十字魔人が存在することが示唆されている。
関連タグ(ネタバレ)
以下、真のネタバレにつき閲覧注意‼
真・黒十字魔人
『ザ・ハイスクール ヒーローズ』のラスボスであり、本作の真の黒幕。
五星学園で起きる魔人絡みの事件を裏で糸を引き、10年前にまだ小学生だった大成を襲い、大志の命を奪った張本人。
その正体は五星学園長・墨友団十郎その人で、魔人アプリを使い日本全国の学生たちを洗脳して五星チルドレンへと仕立て上げ、最終的に日本を征服する事を目論み、その障害となる者たちを排除していた。
影武者である清春の魔人態の差異はマントを着用していない事。そして右腕に禍々しい巨大な鉄爪を装着している所である。
また記憶捜査の応用で、対象者を記憶の世界に閉じ込めたり、自身の姿を巨大な姿で投影することも可能。