演:ベネディクト・カンバーバッチ、日本語吹替:三上哲
概要
映画『スタートレック イントゥ・ダークネス』(2013年)のキャラクターであり、同作のメインヴィラン。
セクション31所属の軍人(階級は中佐)。
地球のロンドンにて破壊テロを起こし、多くの艦隊職員を殺害。更にサンフランシスコの艦隊本部も襲撃し、U.S.S.エンタープライズ号の当時の艦長だったクリストファー・パイクも犠牲になった。
パイクの後任として、再び艦長となったジェームズ・T・カーク率いるエンタープライズによりクリンゴン帝国本星クロノスにて逮捕され、カークらに己の正体を明かす。
その正体は、300年前に遺伝子操作を受けて誕生した優生人類であり、本名は「カーン」。
(シリーズ初期に登場した「カーン・ノニエン・シン」に相当するキャラクター)
人口冬眠していたところ、惑星連邦のアレグザンダー・マーカス提督によって蘇生させられ、冬眠したままの同じ優生人類の仲間たちを人質に、対クリンゴン帝国の兵器として利用されていた。
しかも、彼の仲間たちは、ハリソン逮捕のために動き出したエンタープライズに、マーカス提督の命令で搭載された72個の光子魚雷に隠されていた。
つまりマーカス提督は、すべてを隠匿するために、それと知らないエンタープライズに、仲間の乗った魚雷でハリソンを殺させようとしていたのである。
ハリソンは、すべてを知ってマーカスの命令に背いたカークとともに、マーカスの船ヴァンジェンスに行き、マーカスを暗殺。
さらにヴァンジェンスを乗っ取ってエンタープライズをも撃沈させようとするが、スポックらエンタープライズの乗員たちの活躍によりヴァンジェンス諸共、地球へ墜落。
逃亡の末にあえなく逮捕され、仲間たちと共に人口冬眠で眠りにつくことになった。
ハリソン(カーン)の血には、他者に強い生命力を与える効果があり、劇中終盤で死亡したカークを蘇生させた。