主に『GANTZ』『バブルガムクライシス』の二作が有名。
本項では両方を取り扱う。
GANTZのハードスーツ
100点メニューの追加装備の一つ。大阪編で初登場。その際、岡八郎が着用していた事から『岡スーツ』とも呼ばれる。
身の丈ほどの巨大な両腕部と肘の刃、後頭部から伸びる太いケーブルが特徴。
耐久力も通常のスーツより強い。
バブルガムクライシスのハードスーツ
メンバーのボディラインに合わせて開発されたスーツ。
曲線で構成された女性的なフォルムが特徴。
装着者の身体能力を劇的に向上させる他、レーザーガンなどの武装も搭載している。
シリア専用
ナイトセイバーズ四名の中で、最も高性能。
色は白。背中に跳躍補助用バーニアを装備し、翼のように広げて噴射。短時間なら飛行可能。
右腕の掌底にレーザーガンを装備し、これは平手を食らわせる事で、ナックルボンバーのような使い方も可能。
また、両腕には折り畳み式のレーザーソードを内蔵。実体の刀身にレーザーの刃を発生させて、対象物を切り裂く。
6作目で新スーツに。武装はそのままだがデザインが変更。さらにすべての性能が旧スーツより格段にアップしている。
両腕のレーザーソードは折り畳み式ではなく、スライド式に変更。刀身にはそれぞれ「KOTETU」「ムラマサ」と名前が付けられた。
プリス専用
※画像は旧スーツ
プリスが着用。色は青。
右腕の掌底部にレーザーガン、甲部にレールガン(長い針を発射する)を装備。
右腕はオプション化されており、様々な武装と交換できる。設定上では水銀弾を発射する「エリミネーター」という武器もあった。
パート6で破壊され、新たなスーツに。右腕のナックルボンバー、両足の甲にレッグボンバー(打撃と同時に爆発させ、ダメージを倍増する武器)を装備。更に、右掌内部に吸着地雷「S-マイン」、左手肘に装備し、展開し左手拳に装着する「ナックルガード」も追加された。
リンナ専用
リンナが着用。色は黄緑。
右手の甲部にナックルボンバーを装備。また、マニピュレーターの三本指は、そのままレーザーガンになる。
リンナの動きを活かす設計が成されている。頭部から薄く細長い帯状の「ロッドカッター」が伸びており、リンナの首や全身の動きを用いて、目標を切断する事が可能。
パート6で新スーツが登場。基本装備は同じだが、レーザーガンの指は四本に。バーニアが背中にセットされる。
ネネ専用
ネネが着用。色は上半身が青紫、下半身がピンク。
ハッカーでもあるネネの能力を活かすため、後頭部と背中からウイング状のレーダーやセンサー、ジャマーなどを装備している。これらの稼働のため、ジェネレーターも大型。
武器は右手の甲のレーザーガンのみで、あくまでも電子戦闘および後方支援が目的。
パート8で新スーツが登場。全身が赤色になったものの、基本的には機能や搭載装備は同じ。ただし、性能は全て格段にアップしている。
余談
デザインの初期段階では、四人中プリスのスーツのみ「バイクがスーツに変形し装着される」予定だった。しかしうまくデザインできず、
「バイクがスーツに変形するのは無し」
「スーツは他メンバーと同じ、非変形。乗っているバイクの方はサポートロボに変形」
「バイクが変形したサポートロボは、スーツの外骨格に変形し装着される」
と設定変更。これらがうまくまとまったため、モトスレイヴがデザインされた。
当初、プリス用のモトサイクルのみがモトスレイヴに変形していたのは、この名残である。
また、当時Bクラブなど模型誌で、実際に人が装着できる造形物が製作。プリス用とネネ用が作られた。