はじめに
この項目は緑の妖精たちの手によって作られています。
概要
『巨神と誓女』とは2020年7月21日にサービス開始したオンラインゲーム。
DMMGAMESで一般版、FANZAGAMESでR-18版が配信された。
2021年6月30日午前12時をもってサービス終了した。
サービス終了直前、瞬間的にDMMゲームズのゲーム開始ランキング1位を獲得するなどサービス終了のゲームとしては異例の盛り上がりを見せた。
なお、神姫PROJECTや千年戦争アイギスにおいてキャンペーンが行われ、こちらの作品のデータが存在するユーザーにプレゼントが配布された。
(類似キャンペーンは装甲娘でも行われている)
2021年10月1日、DMMGAMESの10周年特別企画である『復刻投票キャンペーン』の対象作品に選ばれた。このキャンペーンでは上位に選ばれたタイトルがグッズとして復刻するということだが、数少ない対象作品に選ばれている。
ゲーム内容
プレイヤー側キャラクターである「誓女(せいじょ)」をガチャで迎え入れ、彼女達を編成して徘徊する「巨神」を倒していくのがメインとなる。
特徴
本作はストーリーテリングに特徴がある。それは「かなり重厚に設定されたバックストーリーがあるはずなのに、断片的にしか開示されない」という点である。
巨神を何度も倒してその「謳(うた)」を集めると、短編小説くらいのボリュームがあるその巨神の物語を読むことが出来る。
巨神たちは元いた世界も生き物としての成り立ちも様々で、その物語の舞台は現代、近未来のSF、
銃夢」を思い出させるサイバーパンク、中世ファンタジーなどなどバラバラ。巨神と巨神の間に遠回しなつながりがある事も。
一方、「誓女」全員にもバックストーリーが存在するが、使い込んでも巨神ほどまとまった情報は入手できない。断片的な言葉と一枚絵があるだけ。誓女によっては特定の巨神と関連がある。
プレイヤーはそれらを収集し、場合によっては他プレイヤーと情報交換して、本作の物語の全体像を自発的に組み上げなければならない。
ブラウザゲーにフロム脳要素を大きく重く積み込んだ作りだと言える。
実際、巨神たちとフレストニアの白黒な外観とデザインは非常にソウルライクである。
その中を、カラフルな装備に身を包み足元に花を咲かせながら歩む誓女たちの様子は印象的。
ストーリー
どこまでも白黒のみで色彩のない世界「フレストニア」。
そこに、記憶を失い、生前の業を力に転換する道具「神器」を手に貼り付けられた女性「誓女」たちが、理由もわからずやってくる。
彼女たちは海辺に立ち往生している蒸気機関車「キンダーガーデン」に導かれる。
彼女達に謎の声が言う。「巨神がやってくる。巨神と戦うのだ」。
キンダーガーデンを寝泊まりの拠点とし、誓女たちは巨神を倒す。
巨神は何度でも蘇り、詩を謳う…
設定
巨神
正体不明といっても過言ではなく、判明しているのは主人公たちの敵であることだけ。
戦っていると、時折生前の記憶を「謳う」事がある。
特定の誓女が戦闘するなどで、巨神の記憶らしきものが刻まれる。これが何を意味するのかは不明。
何処から来て、何のために誓女を襲うのか……いまだに謎は多い。
ワンダリングハザード
姿形は通常の巨神と同じだが、体色が白く変化しオパールの様な輝きを放っている。
稀に出現し、三回行動を行う度に強力な攻撃を繰り出してくる。
誓女
よみは「せいじょ」である。公式サイトのURLアドレス表記がこれなので、読みはこれで間違いはないだろう。
彼女たちの記憶はぼんやりしているのだが、それが全く影響のないような……そうした設定になっている。
(この辺りは、FANZAで展開されているAV女優題材の作品でもいえる。あちらはゲーム内での設定はあるが、あくまでもそのゲーム内にすぎず、女優個人の性格などが描写されているわけではない)
この設定はR-18版独自設定というわけでもない。一般版でも同じである。
レアリティは☆で区切られており、最高は☆5。☆5オンリーのパーティーが強いかといわれるとそうとは限らない。
ただし、2020年10月の現状において☆5とそれ以下には埋めようのない性能格差が存在するため高レベルの巨神を倒すには☆5で固める(その上でさらに戦術を詰める)のが必須という状況。
彼女たちの外見は、この世界観には合わないような外見の人物もいたりするが、あまり気にはしない方がよいだろう。上述通りに、彼女たちの記憶はぼんやりとしていて詳細は分からないようになっているのだから。
誓女たちが歩くと、フレストニアの灰色の大地に一時的に色鮮やかな草花が生える。これも謎の要素のひとつ。
システム
ソシャゲの常として、スタミナ制度を導入しているかというと導入していない。
もう一度言う。
このゲームにはスタミナという概念はない。
どのタイミングでも遊べることが推奨されているようだ。(ただし、ゲームのメンテナンス中はプレイ不能。プレイできないタイミングは、事実上はメンテのみといえるだろうか)
バトルシステムも自身が操作をすることも可能だが、基本はオートである。
バトルの難易度は、キャラの育成をしなければ先のシナリオに進めないというわけではない。やろうと思えば最低レベルでメインシナリオはクリア可能なのだ。
そのシナリオも公式で『シナリオスキップ』が推奨されている。これはどういうことなの……と突っ込みたい人もいるだろうが。
……色々とざっくりと書いてはいるが、最大の特徴はログインをしていなくても勝手に素材を集めたりしてくれるのだ。公式で『遊ばなくていい自由』と明言されている。公式が最大手なのか。ただし、集められる量には限界があるので定期的なログインはお勧めする。ログインキャンペーンなどもログインをしなければ入手できないので、その辺りはご注意を。
本作には、緑の妖精が存在する。本作のある場所で中継されている映像は、彼らが撮影しているものらしい。素材に関しても妖精が集めているようだが……。
ジャンル
放置ゲームの要素はあるのだが、公式では狩りゲーと明言されている。
確かに、庭園やひみつきちなどにモンスターハンターやゴッドイーターの要素らしきものは見て取れるのだが……。
イベント
ログインキャンペーンやピックアップガチャといったイベントも存在するが、7月末からは初のレイド形式イベントが行われることに。
このイベントの特徴は、上位を目指すのでなければ1回でもレイドボスを討伐していれば問題ないこと。何を言っているのかは不明だが事実である。
このイベントでは歩数が放置するごとにマイルの如くたまるという事だ。レイドボスを討伐すれば歩数も増えるのだが、ある程度のレベルのボスを撃破してから放置すれば……後は分かるな。
報酬の目玉はイベント発の☆5キャラだが、それ以外にも特定トレジャーと交換できるアイテムもいくつか存在するようだ。他のゲームの合間にでも、イベントを進められるという別の意味でも本作を象徴するイベントかもしれない。
関連タグ
放置少女:放置系美少女ゲーム繋がりだがこちらは一般向け。
進撃の巨人:巨大な敵と戦う作品繋がり。
甲鉄城のカバネリ:列車基地というファクターが共通。DMMGAMESでソーシャルゲーム版も展開されている。
外部サイト
公式サイト(※DMM版)