生年没年 1773年2月9日 - 1841年4月4日
大統領任期(9代) 1841年3月4日 – 1841年4月4日
概要
バージニア州チャールズシティ郡のバークレー・プランテーションで誕生。医学部を中退後、陸軍に入り、インディアンの討伐戦に参加。
1840年のアメリカ合衆国大統領選挙に出馬し、再選を目指す第8代大統領マーティン・ヴァン・ビューレンを破り、当選。1841年、第9代大統領に就任した。就任演説は寒い中コートも着ずに2時間行われ、アメリカ史上最長である。
その3週間後、風邪をこじらせ肺炎で入院。就任1か月後の1841年4月に死去。在職中に死去した初の大統領であり、在任期間も歴代最短となっている。また、アメリカ独立宣言が出される以前に生まれた最後の大統領でもあった。
これを受け、副大統領のジョン・タイラーが第10代大統領に昇格している。
死因として寒空の中で長時間も演説したあげくに肺炎になったことが挙げられてきたが、実際に風邪をひいて肺炎になるのは演説から3週間も先であることから、近年は直接の原因としては医学的には疑問符がついている。
ちなみに後に第23代大統領となるベンジャミン・ハリソンはウィリアムの孫であり、アメリカ史上で唯一の祖父と孫で大統領に就任した例である。