概要
CV:下元史朗
星逃田とは、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のキャラクター。通称『劇画刑事』。
名前は「ほしとうでん」が正しい読み方だが、「ほしにげた」「ほしにがした」と呼ばれる方が多い。
原作漫画
初登場が第17巻という非常に古参のキャラクターで、ハードボイルドがウリの警視庁の刑事。彼が登場すると、本人を含め周りのキャラクターが劇画タッチで描かれるが、「それでどうしたんですか『ほしにげた』さん」などと呼ばれてズッコけると、通常の作画に戻るというギャグがしばしば行われていた。次の登場回ではさらにエスカレートし、実写としても登場した。
ちなみに初登場は絵面を重視したり読者になくし物を捜させたりと怪作だった。
『カルティエのライターをなくした、見つけてほしいっ!』と読者に呼びかけたところ、本当に読者から100円ライターがたくさん送られてくるということが起きた。(昭和時代)
その後再登場、禿げ頭になったので、あだ名が「星禿田」にされた。しばらくカツラ頭の設定に。67巻以降は登場しなかった。(平成初期)
131巻で復活。それからはたびたび懐かしのキャラというポジションで登場。(2000年代)
なんとタイムカプセルの中からでてくるというメチャクチャな設定だった。
最後に登場が確認されたのは特殊刑事課へ配属が決まったところで、やがて太ったりしているので、あだ名が「星太田」になって散々な扱いを受けている。
そして最終回では40周年企画の復活キャラベスト10で1位になり、ついにレギュラー昇格かと思われたが、その直後に最終回であることを知らされ愕然としていた。
アニメ版
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」アニメ版第108話でも同様に絵面を重視し過ぎたあまり話の進行が無茶苦茶になっていった。結果、ラストシーンは簡略化され、これに驚いた星はアニメ監督に文句を言ってやったら、まさかの本人が実写で登場する始末。ラストは作画担当者が背景→彩色→動画→原画の順でどんどん逃げて行き、最終的に作画そのものが消失するなど原作以上の怪作となった(なお、監督が同じためか、後に似たような事をアニメ版『銀魂』でもやらかしている)。
ちなみにアニメ版では最初から特殊刑事課の一員(「ハードボイルド刑事」という呼び名)となっているため、原作で特殊刑事課に配属されたのは逆輸入と言えなくもない。