概要
一堂零の友人関係の中では最も古い旧知に当たり、本物の変態としてお互いを認め合う永遠のライバル。
サブキャラクターの1人でありながら、下記の来歴にある因縁から主要人物に次ぐ存在感を持つ重要人物として描かれる。アニメ版での声優は古谷徹。
生年:1964年
年齢:20歳(初登場時)
身長:170cm
体重:58kg
血液型:O型
家族:父:春曲土鈍(はるまげ どどん)、母:春曲土鈍子(はるまげ どどんこ)
来歴
昭和39年に春曲家の長男として生まれる。
小学校入学当初、全校集会での校長のスピーチの最中に一堂零が小便を、続いてその隣にいた春曲鈍が大便を『漏らした後に宣告する』という事件がきっかけとなり、何かにつけて張り合わなければ気が済まない奇妙な仲に発展した。
6年生の時に父親の仕事の都合で引越しをする事となり、そこで挑んだ最後の勝負で敗北を喫して失意のうちに町を去った8年後、再び父親の仕事の都合による一応町への引越しによって、一堂家の隣人として再会を果たした。
年齢の上では一堂零や冷越豪と同じく20歳だが、引っ越した先の中学校で彼らよりもさらに多い4回の留年を記録しているため、一応高校では下級生として編入している。
人物
日常会話で「か」を「きゃ」、「れ」を「り」と発音するなど発達不順の滑舌が顕著であり、本来であれば義務教育であるはずの中学校で4回もの留年を経験した学力偏差値の低さや極度の運動音痴に加え、酷い人見知りでもある。
上記の滑舌と人見知りが起因して、心を許した者以外とのコミュニケーションに消極的であり、周囲の同級生からはその様子を「寡黙で人付き合いが悪い」と勘違いされているため、奇面組関係者以外の友人は極めて少ない。
このため、奇面組のように一般社会の価値観に抗う『非適合型の変態』ではなく、一般社会に溶け込めない事情を抱える『不適合型の変態』としての側面が強く見られるが、その一方ではサッカーに限っては非凡な才能を発揮したり精神遠隔感応能力(テレパシー)を有しているなど、時として一種のサヴァン症候群を思わせる兆候を見せる。
特技
一堂零を始めとする奇面組が持つ超人的な身体能力は皆無だが、一堂零と対等に渡り合える唯一の変態技として『変態しりとり合戦』がある。
また、両親が留守がちという家庭環境のためにテレビゲームや家事を得意とする。