おすそわけるメイドインワリオ
おすそわけるめいどいんわりお
概要
『メイドインワリオ』シリーズの10作目。タイトルのおすそわけはジョイコンに由来する表現。
海外版タイトルは『Wario Ware GETIT together!』(ちなみに日本国内仕様のニンテンドースイッチでも本体使用言語を英語にすると海外版仕様に変わる)
今回はミニキャラ化したワリオや仲間達を操作してプチゲームを達成していくのが特徴。
キャラ毎に操作要領は違っており、同じ内容のプチゲームをそれぞれ別のアプローチで対処していく。
そのため収録ゲームは完全新作の200種類以上とボリュームも多く、15人以上存在するキャラクターの差分も考えると実質3000種類以上と言えるかもしれない。
キャラによってはプチゲームの得意不得意が分かれる。その為、非常に有利になる者もいれば、激ムズに陥る者といる。クセの強さでは「ナインボルト」が筆頭格。
そしてジョイコンを「おすそわける」ことでシリーズ初の2Pプレイにも対応。
またパーティーゲームとして「あつまれ」の要素も含んでおり、多人数用モードも7種類収録。ただしオンラインでのマルチプレイは対応していない。
メイドインワリオゴージャスからキャラクターもCVも続投し、ルールーやサーティーンアンプも登場する。ただし、前作のフルボイスから今作はパートボイスになっている。ゲーム本編中のボイスパターンは前作同様豊富で、今作では「16拍のプチゲームを早く成功して短縮が発生したとき」「クイズ系プチゲームを成功or失敗」「ダメージを受けて失敗orダメージを受けたがプチゲーム自体はクリア」等が用意されている。
公式サイトにはペニーの姿がなかったが……？
あらすじ
今まで何だかんだで業績は上げていたワリオカンパニーの面々は、今回も画期的な新作ゲームを完成させた。
早速テストプレイをしようとした所、突如ゲームが謎の暴走を始め、社内にいた皆をミニキャラ化して内部の電脳空間に吸い込んでしまう。
どうやらゲームをおかしくしたゲームバグを退治しないと元の世界には戻れないらしく、バラバラになった一行は合流しながら脱出を目指すのであった。
キャラクターにさしいれ
本作の目玉要素の一つでゲームをある程度進めると解禁される。
プチゲームクリアでもらえるコインを使い、キャラクターにアイテムの「さしいれ」ができる。
さしいれを重ねるとキャラクターの「やくしょく」が上がりカラーのカスタマイズやイラストギャラリーが解禁される。
キャラごとにアイテムの好みがあるので好きなものを上げれば大喜びをするが、ビミョーなものを渡すと……。
100種類の好き嫌いが設定されているのでキャラクターの意外な一面がわかることも。
誰が言ったかおしにみつぐメイドインワリオ。
ストーリー
基本となるゲームモード。最初はワリオしかいないが、ステージをクリアするたびにワリオの仲間が増えていく。
最終ステージ「ナンデモアリ」をクリアすると、隠しステージへ行けるようになる。勿論、隠しキャラクターも存在する。
テハジメ（担当・追加キャラ「ワリオ」、追加キャラ「ヤングクリケット」「エイティーンボルト」）
最初のステージで、最も簡単なゲームが揃っている初心者向けのステージ。
必ずワリオが登場する。このステージはワリオのみで1プレイとなるが、プチゲームを3種類クリアするとヤングクリケットとエイティーンボルトが現れ、3プレイとなる。
せいかつ（担当・追加キャラ「モナ」）
テハジメステージをクリアすると追加される。
掃除や外出等、日常生活を舞台としたプチゲームが揃っている。
ファンタジー（担当・追加キャラ「ドリブル＆スピッツ」）
せいかつステージをクリアすると追加される。
宇宙人やドラゴン、魔法、モンスター等が登場するファンタジー世界を舞台とする。前作ではSF要素が多かったが、新ジャンルのテクノロジーが登場したためか、本作ではSF要素は少なく、代わりに中世ファンタジーの要素が多くなっている。
テクノロジー（担当・追加キャラ「クライゴア」）
せいかつステージをクリアすると追加される。
本作登場した新ジャンルで、乗り物や機械、ロボット等、科学技術や近未来的な世界を舞台とする。
ニンテンドー（担当・追加キャラ「ナインボルト」）
せいかつステージをクリアすると追加される。
名前の通り、マリオやゼルダの伝説、スプラトゥーン等、歴代の任天堂作品を舞台とする。勿論、ファイアーエムブレム風花雪月のお茶会もプチゲームとして用意されている。
リミックス1（追加キャラ「マイク」）
ファンタジー、テクノロジー、ニンテンドーのステージをクリアすると追加される。
これまでに登場したせいかつ、ファンタジー、テクノロジー、ニンテンドーのプチゲームがリミックスされる。
クリアすると次の新しいエリアへと繋がる。
いきもの（担当・追加キャラ「カット＆アナ」）
リミックス1ステージをクリアすると追加される。
このプチゲームは哺乳類や爬虫類、昆虫、魚等、様々な動物達が登場する。
スポーツ（担当・追加キャラ「ジミー」）
いきものステージをクリアすると追加される。
このプチゲームはサッカーや野球、テニス、ボクシング、運動等、スポーツの要素が全て揃っている。
たべもの（担当・追加キャラ「アシュリー」）
いきものステージをクリアすると追加される。
お菓子やご飯、果物、飲み物等、美味しそうな食べ物が登場するプチゲームが盛り沢山。
カルチャー（担当・追加キャラ「オービュロン」）
いきものステージをクリアすると追加される。
地球の文化を舞台とした新ジャンルで、世界遺産や世界物品、日本文化は勿論、楽器等の音楽や、マジックショーやサーカス等の演劇、クリスマスやハロウィン等の年中行事の要素も個性豊か。
リミックス2（追加キャラ「ファイブワット」）
スポーツ、たべもの、カルチャーステージをクリアすると追加される。
これまでに登場したいきもの、スポーツ、たべもの、カルチャーのプチゲームがリミックスされる。
クリアするとナンデモアリステージへ突入する。
ナンデモアリ（担当キャラ「バグワリオ」）
リミックス2ステージをクリアすると追加される。
最後のステージに相応しく、プチゲームの難易度は高い。
テハジメステージ同様、必ずワリオが登場する。
クリアすると隠しステージへ行けるようになる。
ごちゃまぜ（追加キャラ「レッド」）
ナンデモアリステージをクリアすると追加される。
ボスゲームを除く、これまでの全てのプチゲームがリミックスされる。
目標スコアは18。
げきむず（追加キャラ「マスターマンティス」）
ごちゃまぜステージをクリアすると追加される。
プチゲームのレベルは1だが、いきなりのハイスピードから始まり、難易度は高い。
目標スコアは10。
スリリング（追加キャラ「ルールー」）
げきむずステージをクリアすると追加される。
プチゲームのレベルは3である上、ライフは1しかなく、一度ミスすると即ゲームオーバーになるシビアなステージ。
目標スコアは5。
ペニーミックス（担当・追加キャラ「ペニー」）
スリリングステージをクリアすると追加される。
必ずペニーが操作する事になり、かつ全てのプチゲームがリミックスされる。
このステージには専用のBGMが使用されている。
目標スコアは15。
ワリオカップ
ネットにつなぐことで毎週更新されるお題にチャレンジし、世界中のプレイヤーとランキングで競うことができる。
ハイスコアだと大量のコインが貰えるのでさしいれをしたい人も俺より強い奴に会いに行く人も挑戦するべし。
また、役職が高いとスコアに若干のボーナスがつくので推しじゃないキャラクターでも役職を上げよう。
余談
今作では珍しく、クレジットでプチゲームとして収録された「ファイアーエムブレム風花雪月」のクレジットがスタッフロールで表示される。これは「風花雪月」をコーエーテクモが開発した為だとされている。その為、「おすそわける」を開発し「ファイアーエムブレムシリーズ」を手掛けるインテリジェントシステムズとコーエーテクモが併記されている。
また、これまでと違いキャラを使うタイプの操作である為、「ゴージャス」まであった単独の変なミニゲームの類は無い。
