チック・ヒックス
ちっくひっくす
概要
CV 英語版:1作目マイケル・キートン/3作目ボブ・ピーターソン 日本語版:内田直哉
一人称は「俺」。ヒゲ型のフロントグリルが特徴で、サポートするピットクルーにも付けヒゲをさせている。
契約会社は敵対買収銀行(Hostile Takeover Bank:通称HTB)。
万年2位のベテランで、レース実況からは「(長年レース王者の)キングのリアウィングを追いかけて来た。今年こそキングに勝てると思われた時に思わぬ伏兵が現れた」と紹介されている。その伏兵というのが彗星の如く現れたスーパー・ルーキーの主人公ライトニング・マックィーンで、ピストン・カップで一番のライバルとなる。
辛辣な皮肉屋で野心を内に秘めており、レースでは車体をぶつけて後続車の大クラッシュを誘発させるなどダーティーで卑怯な手を使う。
作中の動向
1作目でのディズニーヴィランズであり、勝つことしか考えない態度は当初のマックィーン以上である。
冒頭のレースで先述の大クラッシュで多数のリタイア車を出させ、結果的にマックィーンとキングとの3台同着になった。
マックィーンが迷子で行方不明になった後は観客や取材陣が集まり、彼の真似をして雷のステッカーを付けて「カチーカ」と決めポーズを取るようになる。
最終レースでは新たな仲間たちとスキルを得て成長したマックィーンに圧倒され、絶対的に不利なポジションを取られる。すると最後までキングの後ろに付くのは癪だとゴール寸前で彼を突き飛ばして怪我を負わせ、キングを心配したマックィーンが急停止した間にゴールして優勝する。
その卑怯で品格に欠けるやり方によって一部始終を観ていた観客や取材者達からは怒りを買い、大いに愛想を尽かされてしまう。優勝カップやセレモニー用の紙吹雪も乱暴に投げつけられる形で渡され、本人は自分のやった事を何一つ反省や自覚する事もなく、誰からも祝福されない事に戸惑い、ブーイングと投げつけられた自身のグッズを浴びながら会場を逃げるように去ったのであった。
その後は3作目であるカーズ3にも登場。
この時には初老となっていた事もあってかすでにレーサーを引退してコメンテーターに転身しているが、皮肉な性格は健在で、相変わらず嫌味なヤツである。
ハリウッドでのディズニーショーでの活躍
ついに次元の壁を超えて皆(観客)の前に姿を現したマックィーンがシミュレーターにリベンジしようとしていた所を、シミュレーターにチェンジしたステージに突如HTBのCMを流して乗っ取り、挑発をふっかける。
挑発に乗ったマックィーンだがチックはスタートからフライング、(シミュレーター内の)オイル圧
(?)をいじったり、タイヤの空気を抜いたり、ガソリンを抜いたりとやりたい放題。
だが、クルーズの機転でシミュレーターを「チームモード」に設定され、マックィーンはラジエーター・スプリングスの仲間の協力で妨害をことごとく突破。
ならばと自身の分身を大量に召喚するが、コースがダートに差し掛かった時に分身は全員ダートにタイヤを取られリタイア、マックィーンに距離を縮められていく。
駄目押しとばかりに壁に押し付けるがマックィーンの師匠の切り札である横宙返り脱出され、鮮やかに1位を勝ち取られてしまう。
マックィーンの勝利を信じられず抗議していたが、突如乱入してきたミス・フリッターに画面外に押し出されてしまった。