概要
高橋留美子原作の漫画・MAO(高橋留美子)の登場人物の一人。
摩緒が900年前に暮らしていた御降家に、彼を導いた人物である。土の気を扱う術を得意としていた実力者だった。前述の通り、摩緒にとって幼馴染であり、最も慕っていた兄弟子であった。
実は御降家の主であり、摩緒や大五の師匠にあたる人物の娘・紗那の思い人で、彼女とは相思相愛の恋人同士だった。摩緒は彼ら二人が人目を忍んで会っているところを見ており、大五と紗那が恋人同士であることを知っていた。摩緒にとっては、紗那は(一応だが)初恋相手にあたるが、確定はしていないが、恐らく紗那のことを「女性として好きだ」という恋愛感情よりは、「人として好きだ」という気持ちや、「憧れ」といった気持ちが強いと考えられるため、大五と紗那の幸せを本気で願っていた。
しかし、摩緒が、表向きでは御降家の秘宝の後継者に、しかし、その裏では秘宝の生け贄に選ばれ、摩緒が紗那と婚約者同士の関係になってしまう。大五のおかげで御降家に入ることができ、大五と紗那の幸せを本気で願っていた摩緒は、大五に申し訳ない思いから、「御降家を出よう」とまで考えていたが、大五からは「御降家に摩緒を入れてしまったこと」を謝罪されていた。
しかし、その翌日、大五は謎の死を遂げてしまうこととなり、このことは、摩緒や紗那、御降家の者たちの間で騒ぎになった。そして彼の死後、次々と摩緒の兄弟子たちが謎の死を遂げることとなる。