プロフィール
フルネーム | ユリガ・ハーン |
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出身 | 東方諸国連合マルムキタン |
生年月日 | 大陸暦1534年(大陸暦1552年時点で18歳の為) |
種族 | 天人族 |
初登場話 | 文庫9巻第3章 |
概要
フウガの妹。東方諸国連合のマルムキタン出身。
水色の遊牧民風の装束を身に纏い、活力漲る目が印象的で、紺色の髪を結んだ天人族の少女。
性格はちょっと気の強く、リーシアやナデンに近いタイプ。
護衛を付けても撒いて自由行動するお転婆で、フウガの妹ということで周囲も甘いので
フウガも困っていた。ただし、悪さをすればフウガから拳骨を落とされることも。
当初はマルムキタンの歴史からくる価値観もあってソーマを軽く見ていたが、
大国の王である彼が諸国連合の王ですら軽く見ることのあるフウガを強く警戒していることから
評価を少しずつ改め始め、留学の影響もあってフウガと異なる観点で成長を遂げていく。
対人関係
兄
友人関係
家族
保護者代わりで後に旦那となる。
活躍・経歴
現実主義勇者の王国改造記
- 文庫9巻第3章~
- 大陸暦1547年、13歳前後
東方諸国連合の魔浪時、フウガにわがまま言ってチマ公国に付いてくる。
その最中、ソーマや後に友となるトモエ、イチハと会う。
戦場に行くフウガの依頼でソーマに預けられ、共に行動する。
その最中、同年代であるトモエ、イチハと親睦を深める。
東方諸国連合の魔浪が収まった後、フウガの意向でフリードニア王国に行く。
フリードニア王国到着後、ハクヤと対面する。
王立アカデミーに通うまで、ハクヤが教育係となる。
その後、トモエ、イチハと共に王立アカデミーに通い、ルーシーとヴェルザと会う。
フウガがソーマに預けた理由は
王国で学ばせるため、東方諸国連合統一の動乱から守るためである。
現実主義勇者の大国建造記
- 文庫13巻~文庫15巻
九頭龍諸島でのオオヤミズチの討伐に向かうソーマやトモエらに無断で付いてくる。
トモエやイチハに聞いても教えてくれないので、ゴンドラの荷物に紛れ込んで付いていったが
船の貨物室に詰め込まれていた。密航者が見つかると大型海洋生物のエサにされる噂で
出るわけにいかず、半分船酔いで意識を失っていた。
その場はソーマが一緒に謝ってくれたので、事なきを得る。
九頭龍諸島から帰還後は、無断欠席の罰として
毎日授業終了後2時間、講師が付きっきりでの補習(2週間は休日返上)を受けることになった。
本来密航、密入国までやると国際問題レベルの大事件となり、退学となるが
ソーマらの温情で、密航・密入国の事実自体揉み消したので
無断欠席だけ問題となった。
東方諸国連合の動乱では、フウガがイチハの兄・ゴーシュに命を狙われ、返り討ちにしていた。
ソーマからイチハとユリガに敵意・害意はないか尋ねられたが
ユリガ本人はゴーシュや裏で仕切るチマ公は許せないが、イチハに対して何も思わず
イチハ本人は恨みに思うなら父・チマ公なので
お互い敵意はなく、友人関係に暗雲は来なかった。
フウガが献策採用したとはいえ、
義父をハシムの策略で殺されたサミ・チマのことも気にかけていた。
※サミ・チマ本人はフウガのことは恨みがないとは言えないが、
ユリガについては血の繋がった兄に振り回されそうな感じで親近感を覚えていた。
現実主義勇者の帝国建立記
壊天の章
- 大陸暦1552年、18歳
王立アカデミー卒業した。大虎王国に帰国させても問題はないはずだが、
フウガからの命令がなく、フリードニア王国に留まっていた。
背は伸びてリーシアくらいになり、身体付きもすっかり女性らしくなった。髪の長さは変わらないが、髪型はハーフアップに変わっている(曰く『この歳までツインテールはキツいでしょ!』)。可愛くも凜々しい顔立ちは会ったばかりの頃のリーシアを思い出させた。能力的にもトモエちゃんやイチハのようにずば抜けた部分はないものの、軍事も学問も政務も平均以上を叩き出せるオールマイティな人材となっている。
ただ、どういう立場かハッキリしてくれないと客分のままだし、軍事にも政務にも学問にも従事させづらいので、ソーマもどう扱って良いかわからず、ユリガもどうすればいいか困っていた。
そんな中、在学中魔導サッカーで一目置かれており
チーム『パルナムブラックドラゴンズ』からスカウトが来ており
魔導サッカー選手として活躍した。
ネタバレ注意
放送越しでフウガと再会し、
フウガからソーマ・A(アミドニア)・エルフリーデンに輿入れさせると言われる。
彼女本人は承認したが、フウガがソーマと戦った場合
フウガが縄を打たれることになったら助命を乞わなければいけないからという理由である。
それが通るのはユリガがソーマやフリードニア王国の人々に愛されているかどうかにかかる。
ソーマから寵愛を受け、王国の人々からも不憫に思って貰えるような妃にならなければならない。
そのために、誠心誠意、王国に尽くしたいということである。
もっとも、フリードニア王国に数年暮らしてきて、すっかり王国の生活に慣れた今となっては、
・余所の国に行くことを考えていない
・魔導サッカーのチームでもっと戦いたい
・トモエやイチハやルーシーやヴェルザみたいな友達と離れるのも嫌
なので王国に留まれて、できるなら魔導サッカーの選手をしばらくは続けさせてくれそうな人に嫁ぎたい。
フウガが認めてくれそうな人となると、ソーマくらいしかいなかった。
そのために、リーシアたちにソーマのもとに嫁いで受け入れてもらえるか、
どうすればお兄様にソーマ殿との婚姻の命を出させられるか相談し、裏で動いていた。
なお、イチハは二つ目までの条件は満たしてるけど、ソーマの家臣との結婚じゃあフウガは納得しない上に、トモエが怖いので、嫁ぎ先候補から外した。
ヴァロワ停戦条約後は、第二正妃のアイーシャ、第三側妃候補のマリアと三妃の茶会を行う。
なお、マリアからすれば、国を崩壊させた男の妹になるので
ユリガからすれば緊張状態だった。
しかしマリアからすれば、ソーマが受け入れてくれた計画にユリガも協力してくれたので
特に遺恨はなく、むしろ姉妹のような関係を築きたい意向なので
負い目を感じることもなくなった。
世界解明の章
- 大陸暦1553年
ソーマと結婚し、第四正妃となる。
魔王領侵攻ではフウガを牽制する役としてソーマに同行する。