国を統治する王。女性の場合は女王(英:queen)と称される。
西洋における国王
一般的には王家の血統を有しかつ皇帝あるいは教皇から国家の支配権を認められた君主の称号とされた。
東洋における国王
古代中国における「(国)王」は当初は中原を統治する天子の称号であった。
戦国時代に入り各地の有力な諸侯が相次ぎ王を称したため、統一を果たした秦の始皇帝は王を上回る称号として「皇帝」号を新たに設け、「王」は皇帝から皇族、有力者、あるいは中国の政権に朝貢する国の君主に与えられる称号に変わった。
日本の君主は5世紀頃までは中国の皇帝から国王号を受けていた(「倭の五王」など)が、7世紀以降は独自に「天皇」号を名乗り現在に至っている。