ナイル伯爵
ないるはくしゃく
概要
シャドーラインに所属する幹部怪人で、宇宙方面担当をしている闇の伯爵。
闇形式は「ナイ89489-SOS」。本人曰く「宇宙の闇を護るため」に日々頑張っているとのこと。
彼の専用のクライナーを持っており、ハウンドシャドーという忠実な部下(猟犬?)を従えている。
フランス貴族の赤いナポレオンコートにスナイパーゴーグルが装着された細長のテンガロンハットを被り、胸の部分には牛(?)の頭蓋骨をあしらった首飾りを身に着けており、恐るべき破壊力を持った銃剣付き猟銃『着剣系ライフル』を武器にしている。
貴族の嗜みである狩りを楽しむかのように『ギャラクシーライン』を走るサファリレッシャーを標的にした狩り(破壊活動)を楽しんでいる。また、トッキュウジャーを歯ごたえのある獲物と見なして襲い掛かるなど、その性格は傲慢かつ冷酷なものであり、闇の皇帝ゼットの御前でも不遜な態度を崩さず、地球にやって来た当初は挨拶に顔をみせない所か、彼が「宇宙全体を闇に包むよりもキラキラがあった方がいい」という発言を聞いた際は、
「これは闇の皇帝とも思えぬお言葉。よろしい、このナイル……ギャラクシーラインのみならずトッキュウジャーをも狩りつくし、陛下に今一度闇のすばらしさをご覧に入れましょう」
と彼に対しやたらとデカい態度を取っていた。
巨大ナイルハウンダー
トッキュウジャーに一度倒されたナイル伯爵が、それに巻き込まれたハウンドシャドーと融合、さらには自分が貯め込んだ宇宙の闇を取り込み巨大化した姿。闇形式は『ナイナロ100048-SOS』。
頭部がナイル伯爵、肉体はハウンドシャドーの上半身が突き出た巨大戦車と言う外観で、その下半身の戦車『噛砕系チャリオット』で敵を猛追し、戦車の上部脇から展開する『チェーン系トラバサミ』で捕獲、攻撃する。さらには宇宙の闇を用いた超闇ビームによって、イマジネーションエネルギーを掻き消してしまう。
戦車ゆえの圧倒的な攻撃力によって、烈車武装した超トッキュウオーとビルドダイオーを苦戦させる。しかし、動物のような動きを見せるサファリガオーに散々翻弄されたあげく、最後はトッキュウオーとの合体必殺技『トッキュウサファリダブルキック』の前に敗北、「バ、バカな、この私が〜!」と叫びながら爆散した。
映画のゲスト怪人とはいえシャドーラインの幹部で最初の戦死者となった。
余談
闇形式の由来はそのまま「伯爵」の語呂合わせ。
名前の由来はロマンシュ語で黒を意味するナイル(nair)と思われる。