GOLI
ごり
GOLI (GOLI MATSUMOTO)は、株式会社コナミデジタルエンタテインメント所属のグラフィックデザイナー。同社の人気タイトル『beatmaniaIIDX』シリーズの看板デザイナーとして活動し、ポスター・サウンドトラック・コンシューマゲーム等のパッケージとグッズ等のイラストを手がける。
ファンによっては「ゴリ」だったり「ゴーライ」だったり呼ばれているが、正しくはゴリで間違いないと思われる。
2005年にはコナミスタイル限定で画集「GOLIALIZZE GOLI MATSUMOTO ARCHIVES」を発売した。
26という数字にこだわりがあり、「月刊アルカディア」誌上の連載やドラマCDにおける「ROOTS26」というタイトルや、IIDXキャラクターの総数を全26人と発言していることにも関連している。
pixivでは主に氏の手がけたキャラクターのイラストタグとして用いられる。
作風
元々はアメコミ調の硬派な絵を得意とし、個性的なメカニックやファッションがIIDXに硬派なイメージを持たせる事に一役買い、看板デザイナーとして大抜擢される。
しかしIIDXの方向性がbeatmania(通称五鍵)との差別化が次第に図られ、またキャラクター達に人気が出てくると、それに反映してか少年誌の漫画のような描き方になり、更にDistorteD以降辺りからは、他媒体時(主にフィギュア等で)に女の子の絵がアニメ絵に描かれる事があった。過去の作風その物が変わってしまったというわけではなく、男性キャラクターについては5th~6th 以降のテイストを保っている
なお、アルカディアのインタビューでは時間があればアメコミ風の画風で描いてみたいと口にされていたので、商業的な面や上層部の方針である可能性が高い。
因みにドラマCDのブックレット等の一部のイラストでの女性キャラの顔の描き方が判子を押したように同じになっているため、元々目の大きめの萌え系統の絵を描くのは苦手であると思われる。そのためbeatmaniaIIDX18 Resort Anthemのロケテ時のポスターに描かれた彩葉とリリスの顔の描き方が一昔と同じような描き方になっている(しかし現在の画風に見慣れた、もしくはその画風しか知らないファンからは「目が死んでる」と批判されるが)。
お気に入りのモチーフなのか、バイク用品と日本刀が度々描かれることが多い。
キャラの特徴
ROOTS26の登場人物とその親の関係が決して良好なものではないのが多い。
例を挙げると、
- 息子や義理の娘を神崎家の跡継ぎ等の道具としか見なさない父
- 二人の娘を施設に置いて去っていった父、そこから生じる一人の娘と父の悪い関係。
- 菱宮家の跡継ぎにさせようとスパルタ教育を施す津軽の祖父。
- そしてその祖父は自身の息子が跡継ぎを拒否し去ったために、家系から抹消した。
- 息子を財閥の跡継ぎにしようと過去に半ば監禁生活をさせた両親。
- 空軍のエリートとして育て上げた息子を絶縁した父。
上記の通り各キャラの設定だけでも「許し難い親が存在している」という態度が現れている。
特に士郎の父である弦士は、まさに肉体が消滅した後でも醜悪な人間として見なされる描写がなされていた。
しかし識やデュエルのように家族愛に満ち溢れたり両親を大事にしていたりするものも居るが、決して彼らにスポットを当てたエピソードが作られない処か、識の娘がDistorteDの楽曲「ALFARSHEAR 〜双神威に廻る夢〜」の曲ムービー中に一瞬だが確認できるものの現時点でも設定や名前すら存在しない。
上記の設定からか、「親子、兄弟姉妹、身内同士であっても決して理解し合えるわけではない」という家族愛へのアンチテーゼが込められているとファンからは見解されている。
批判的な意見
2ちゃんねるの音ゲー板ではGOLIの作風やキャラ設定等、beatmaniaIIDX17 SIRIUSでイラストを新規に描かなかったことに対する批判が当たり前のように書かれている。
しかし、概要の項目で書かれた通り、「時間があれば過去のアメコミ風の絵を描いてみたい」とインタビューで口にしたことがあり、また、過去にブログ内でGOLIが紗矢に関する設定に対して謝罪していたため、ここからGOLIが決めた方針では無いと解釈する者もいる。
また、SIRIUSでの新規のイラストが無いことから、「描かない」=「描けない状態になっている」と見なし、ドラマCDにおける鬱展開から講するに、実は鬱病になっているのでは、と一部ではあるがファンからは心配されている(一度GOLIが体調を崩したと、ブログ内で口にされていたのでその理由も含まれる)。しかしこれらはあくまでもファンの推測なために、事実ではない。
過去に音ゲー板でIIDXのロケテ及び新作が稼働する度にGOLIに対する誹謗中傷が相次ぎ起きた事があり、現在では規制により書き込み数が激減されたが、それでもGOLIに対する批判は後を耐えないため、現在でもGOLIに対する批判が音ゲー板及び音ゲー関連スレッドの大きな問題として取り上げられている。