菱宮津軽
ひしみやつがる
初出は『beatmania IIDX 8th style』。
深緑の髪色で、全寮制の中学に通う財閥の令嬢。
13歳で血液型はA型。本名は「菱宮津軽(ひしみや つがる)」。
ナイアからは「ちゃん」付けで、シアからは「ツガ」もしくは「ツガー」と呼ばれる。
好きなものは、アルカディア第一期掲載時:good-cool・osamu kubota・琴→IIDXバイブル掲載時:→ピアノ・琴・和菓子(『ROOT26』掲載時には、「ウサピッド」が追加された)。
青森県出身で赤い衣装を纏っていることから「林檎っぽい」と言われることも。
学校では1年生ながら生徒会長であり、その責務からのストレスを発散するべく変装や年齢詐称をして夜遊びに耽っている。
その際に出会った同級生で居眠り常習犯のダルマ(ただし、こちらも変装している)に「菱宮の娘」ではなく同世代の女の子として親近感を寄せていたこともあったが、彼が正体を偽って自分と接していたことを知って喧嘩状態に(後によりを戻しているが、まだまだ微妙な関係を継続中)。
上記の事もあってかpixivでは達磨と共に描かれたイラストが見受けられる。
誤送信したメールを通じた友人・ナイアからは当時行方不明のままだったシアの面影を見出され、特にかわいがられている。後にシアと再開してからはコンビのような扱いになっている。
28作目『BISTROVER』のストーリーではジルチのレストランへ一緒に職業体験のアルバイトに来ている。
口癖は「はんかくせ」。
なお、初プロフィール公開時ではジルチと方言を聞いてくるデュエルを苦手としていた。
『ROOT26』では祖父に厳しく躾けられ(この原因は祖父の息子で、津軽の叔父が駆け落ちして家を出て行ったためである)、両親が進めて習わせたピアノの稽古も辞めさせられた。ある日両親にメールを送るときにメルアドを間違えて送信してしまい、受取人のナイアと出会うこととなる。
『Roots26 S[suite]Vo1.1』第二話では、バレンタインで女子生徒達がダルマにチョコを渡している光景を見て、消しゴムや黒板消しをぶつけるくらいに嫉妬していた。
しかし、下校時にこっそりダルマの靴箱にチョコを入れダルマを喜ばせることに成功した(物陰からこっそり見ていて危うく気づかれそうになるが、ダルマは猫が居たと勘違いして猫を抱えて帰っていった)。
『Roots26 S[suite]Vol.2』第一話では、ダルマが女子達にホワイトデーのお返しを渡していたが、自分には一向に渡す気配がなかったので、放課後の帰り道にナイアと甘味処に寄り大量のパフェをヤケ食いしながらダルマに対する愚痴をこぼしていた。その日の夜、ダルマが寮の元へ来て大きめのテディベアをプレゼントしてくれる。
これにより誤解が解けて和解する。第二話では、彩葉・リリス・ナイアの女性3人に孔雀と一緒になってナンパ紛いな行為をするダルマに怒り、シアの分だと思われる2人分のソフトクリームをダルマの目元に押し付け、さらに逃亡するダルマを追い掛け回していた。
『Roots26 S[suite]Vol.3』第四話第二部の回想で、紗矢とエリカ・セリカと一緒に士朗と弦士の戦いを見守る中、弦士が「白陣」をエリカに目掛けて使用、津軽はエリカを庇って重症を負う。
士朗と声にならない会話をし、駆けつけてきた達磨には謝罪の言葉を口にして士朗の「廻炎」を受ける。
その結果、生命に係わるダメージは防げたが、老化することもなく眠り続ける状態になってしまう。
数年後の未来である第四話第二部本編では、主任となった達磨が管理する研究機関で保管されていた。
ドラマCDの劇中では書かれていないが、ブックレットの小説では廻炎を受けた津軽はその後、菱宮財閥が運営する病院に入院することになり、世界中の優秀な医師に診断されるも目を覚ますことはなかった。
彼女の体内では白陣と廻炎の影響からか未知のウイルスが血液中に駆け巡っており、これの影響により成長が止まってしまったようである。このウイルスを採血して解析しようとした研究員は変死を遂げていった。
それから遠い未来で遺跡の中で目覚め、見たこともない世界を目の当たりにする。そこでクガナという達磨に似た少年に出会い、失った記憶を求めて旅をすることになる。
『ポップンミュージック』に登場するキャラ・ツララと似ている(ツララはGOLIがデザインしたキャラクターで、当初はセリカとエリカを1Pキャラクター、2Pキャラクターとしてそのまま持っていくつもりだった)。
『武装神姫』のEXウェポン(挿げ替え)キャラクターとして登場している。
サンタクロースをモチーフにしており、「アルカディア」2007年1月号ではデフォルメキャラクターによるパロディのイラストも描かれた。
『武装神姫』の作中の世界である2036年の未来ではツガルはコールドスリープ状態に置かれており、その寂しさから天才科学者「D」が若い頃のツガルの精神構造をロジック化して作った神姫という設定。
なお、「D」の正体は元のキャラクター設定を知っていれば一目瞭然といえる。
また、『ボンバーガール』にゲスト出演しているのはこのサンタ型ツガルである。
名前の由来は青森県のつがる市から。