概要
『スパイダーマン』で有名な名言の1つ。
原文では「With great power comes great responsibility.」。
初期コミックの最後のコマの物語のキャプションに登場するのが初出。以後のシリーズではスパイダーマンことピーター・パーカーの叔父ベン・パーカーが残した言葉になっている、ピーターにとっては、ヒーローとして人々を守っていくための原動力となっている。
アベンジャーズVSX-MENでは、X-MEN側のキーキャラクターであるホープにこのフレーズを交えて語ったところ「私もクモのコスチューム着たほうがいい?」とまで称賛された。
この言葉はヒーローの心構えを表した言葉として語り継がれているが、この言葉は時としてヒーローだけでなく、ヒーローのようなスーパーパワーを持たない守られる側の我々にも向けた言葉として解釈される、「彼等は凄い力を持っているが、それ相応の責任を持った行動をしなければならないのだ(だから気持ちはわかるが自己中心的な欲求や批判を押し付けるな)」ということである。
事実、池上遼一版では当のスパイダーマンが大いなる力とそれに伴うプレッシャーに押しつぶされ、無責任で身勝手な民衆の悪意に辟易とした結果、ヒーローを辞退しているからである。故に「誰もが皆ヒーローになれる」のであり、「誰もが皆悪役」となる素養を秘めているのだ。
「大いなる責任」は数々の『スパイダーマン』シリーズで犠牲となるスパイディの関係者という意味合いとしても使われている。