人間が想定していない事態に遭遇した際に、「そんなことがあるはずない」「自分は正常だ」という先入観が働き、その事態を受け入れられないものだと処理したり、自分に都合の悪い情報を拒否したりする心のメカニズムの事を指している。
宗教や報道などといった不確定で曖昧なものに依存する人間で多く見られ、後から真実が己の想像とは全く違うものだったと判明しても「認めた途端にアイデンティティが崩壊する」という心理に縛られて余計に真実から目を背けてより一層信じようとする傾向があり、長年信じていたものであるほど拒絶反応が強い。
早い話が「自分は常にマトモだから何も悪くない」という思い込みである。