「気をつけよ、ユリウス。今度の王はアルベルトとは比べ物にならぬ」
「王家三代の悲願、ここで果たしてくれん!」
プロフィール
フルネーム | ガイウス・アミドニア八世 |
---|---|
肩書 | アミドニア公国公王 |
異名 | なし |
出身 | アミドニア公国 |
生年月日 | 大陸暦1496年(大陸暦1546年時点で50歳の為) |
種族 | 人間族 |
性別 | 男性 |
初登場話 | 文庫1巻 エピローグ |
CV | 稲田徹 |
概要
アミドニア公国公王。ユリウス、ロロアの父。
軍事一辺倒の思考で、エルフリーデンから国土を奪還すれば国家は繁栄すると信じて疑わっておらず、必要なものは軍事力で奪う思考回路を持つ。ロロアやコルベールといった有能な人材を有していたが、武闘派ゆえにその能力を活かしきれなかった。
しかし、軍事面では、追撃を阻止するために手堅い采配をし、相手の最優先目標が自分であることを見抜いた直後に逆手にとって息子ユリウスを脱出させることに成功、王国禁軍を出し抜いてソーマをあと一歩で殺せる寸前まで追い詰めるなど、軍人としての才は極めて優秀で、他国からもその点での評価は高い。魔法は土系を使う。
外交面ではグラン・ケイオス帝国と手を結び、ゼムの傭兵と契約し、弱腰だったアルベルト統治下のエルフリーデン王国を威圧し、トルギス共和国やルナリア正教皇国に対しては武威を示すことで、アミドニア公国を維持しており、ソーマや共和国元首ゴウランからも一目置かれている。
1週間戦争で死亡する。
対人関係
息子。アミドニア公国公子。後のフリードニア王国軍師で、ティア・ラスタニアと結婚する。
娘。アミドニア公国公女。後のフリードニア王国第三正妃。稼いだ資金を軍事費に使うガイウスとユリウスには呆れており、家族と思えないほど関係が冷え切っていた。
エルフリーデン王国国王。後のフリードニア王国国王で、ロロアの夫。
ヘルマン・ノイマン
アミドニア公国都市ネルヴァの領主である老将軍。ガイウスの妻の父で、義父にあたる。
ゴウラン・タイセー
トルギス共和国元首。アミドニア公国軍と小競り合いで何度か干戈を交えていた。ガイウスのことは手ごわい武人として一目置いていた。
活躍・経歴
今は亡き王妃との関係
- 文庫10巻
ヘルマン・ノイマンの話では、エルフリーデン王国復仇だけではなかったが妻である王妃が亡くなって以降、変わってしまった。
生前
- 文庫1巻エピローグ~2巻第9章
- 大陸暦1546年、50歳
拡張路線だった先々代エルフリーデン国王に奪われた領土を奪還すべく、執念を燃やす。
ソーマと三公の諍いにつけ込む形で暗躍した。ソーマに謀反したゲオルグの要請を受け、軍を率いて王国内に攻め込むが、これはゲオルグの偽の謀反計画を利用した、ハクヤの罠だった。
王国軍は万全の体制で待ちかまえており、公国軍は追い詰められる。
最期はソーマ本陣へと突撃し、壮絶な戦死をとげる。
- 文庫2巻エピローグ
- 大陸暦1546年
死亡後の遺体はアミドニア公国に返還される。
ガイウス慰霊祭
- 文庫7巻帰国後編Ⅴ 慰霊祭
- 大陸暦1547年
市井の民からは畏怖されていたが、1週間戦争から1年経った頃も、武を重んじる軍人からは敬愛されている。
ガイウス含む戦死した兵士達の1周忌という形で慰霊する式典を行いたいとアミドニア地方から署名が集まった。それがガイウス慰霊祭である。
ロロアやコルベールもやるべきか戸惑ったが、ソーマはアミドニア公国民だけでなく、先の戦争で亡くなった人々全般にも広げ、名称もそのままで開催許可を得る。
ソーマの意向を聞いたロロアは、灯篭流しなどを企画し、華のあるお祭りイベントにした。
登場話リスト
過去 | |||
---|---|---|---|
不明 | 文庫10巻第8章 | 式を前に | 名前のみ |
大陸暦1546年 | |||
5月 | 文庫1巻エピローグ | なし | |
9月中頃~下旬 | 文庫2巻第2章 | 2国の群像 | |
9月下旬~30日 | 文庫2巻第3章 | 最終勧告 | |
9月32日~10月1日 | 文庫2巻第4章 | アルトムラの領主 | |
10月1日 | 文庫2巻第8章 | 宣戦布告 | |
10月1日 | 文庫2巻第9章 | 決戦 | 戦死 |
10月1日以降 | 文庫2巻エピローグ | 本当の開幕 | |
10月22日 | 文庫3巻第5章 | 撤収 | 名前のみ |
大陸暦1547年 | |||
5月半ば | 文庫7巻第6章 | 交渉の切り札 | ゴウランの会話で名前のみ |
8月末 | 文庫7巻帰国後編Ⅴ | 慰霊祭 | ガイウス慰霊祭を行う |