「LRT」は「Light Rail Transit:軽量軌道交通」の略称。シンガポールの交通機関である「Light Rapid Transit:軽量高速交通」の略称と同じであるため混同されやすい。
概要
LRTは「電車や地下鉄よりも一回り小さいが、バスよりも大きな輸送力を持つ交通機関」を指す。
報道などで「次世代型路面電車」として紹介されることが多いが、路面電車はLRTの使い方の一つに過ぎずLRT自体は高架や地下も走ることができ、走行速度も速いため「LRT=次世代型路面電車」という認識は正しいものではない。(絶対的に間違ってもいないのでややこしい…)
電車や地下鉄と比べて建設コストが低いのに加えて「中心部を地下or高架、郊外を路面走行」というように運用の幅が広いため、現在注目されている交通機関のひとつである。
導入事例
路面電車
LRTを使用した路面電車。
トランジットモール
自家用車の通行が制限されている歩車共存道路。フランスのストラスブールのものが有名。
高架鉄道
高架を走行するLRT。フィリピンのマニラなど。
地下鉄
地下を走行するLRT。この場合、中心部のみ地下化する場合が多い。
フランスのルーアンのものが有名。