鳶とは猛禽類に属する大型の鳥である。
概要
主に里山や海辺に生息し、「ピーヒョロロ」という独特の鳴き声を発する。
翼長は1m前後で、猛禽類としては中型に分類される。
エサは小型のほ乳類などで、獲物を探したり縄張りを偵察する際などに、上空で円を描いて漂うように飛ぶという独特の飛行方法を見せる。
英名は【kite】(正確にはa black kite)(カイト)で、凧を意味する言葉と同じである。
職業としての『鳶』
住宅建築やビル建造などの建築・建設関連の職業で、特に高所での危険な作業を専門に請け負う職人を指す。
主に、高所での作業に先んじて作業用の足場を架設したり、棟上での軸組(梁や屋根を支える垂木)の組み上げなどをおこなう。
呼称の由来は「鳶のように高所を飛び回る」ことから。また鳶口と呼ばれる道具を扱うからさともされる。
高所を華麗に飛び回る姿から、『大工の花形』ともされる。