栗原舞
くりはらまい
「偶然ね 幼なじみのマネージャー」
概要
パワプロ9の彼女候補の一人で、パワフル高校のマネージャー。誕生日は4月18日。
主人公の幼馴染。明るく優しい性格で、入部早々テンションが低めだった矢部君が一目で奮起するくらいの美少女。
パワフル高校のマネージャーとしては『5』の花咲桜に続く2代目。シリーズではパワフル系高校のマネージャーには主人公の幼馴染や高校以前からの女友達が就くことが多い(パワポタ3の神寺輝、2011の川井菜実、2013の紺野美崎など)が、その方向性を決定づけたキャラと言える。
パワフル高校では入部間もなく主人公と小学校以来の再会を果たしてお互いに喜ぶが、他校の場合は主人公に思い出してもらえないことがある(一応後の展開には影響しないが)。
かつては主人公と相当仲が良かったらしく、それぞれが率いる男子と女子のグループで遊び場を取り合ったり、幼い頃には将来結婚する約束もしていた。デートイベントなどでは昔の思い出話で盛り上がることが多いが、主人公が忘れてしまっていて機嫌を損ねてしまう場合もある。
彼女としてはパワフル高校では電話番号入手が実質定期イベントと化しており彼女にしやすい。他校の場合は2回のランダムイベントを起こす必要がある。
デートは好感度アップや体力回復につながるものが多く、彼女候補の中でもかなり付き合いやすい部類。ただしその分9ではクリスマスプレゼントの効果が少し控え目。
苗字に「栗」が入っているが食べ物では栗が苦手であり、秋(9~11月)の街デートは避けるのが無難。
猫好きであり、街デートのキーホルダーイベントでは「赤いこねこのキーホルダー」が最高評価を得る。ただし見世物にされるのは気に入らないらしく、遊園地デートの動物ランドを選ぶと好感度が下がる。
下着は白を愛用しており、デート選択時に一定確率で風でスカートがめくれ、主人公に中を見られるイベントが発生する。好感度が少し下がるものの、9では弾道が1つ上がる(switchではパワー+に変更)。
王道的な設定もあってかパワプロ9では正統派ヒロインとして描かれており、オープニングアニメにも大きく登場している。パワフル高校では彼女でない場合でも主人公と親密に交流するイベントが豊富で、彼女でないまま条件を満たすと最後に主人公に想いを伝える展開になる(ただし、システム的には彼女にはならない)。
編み物が得意で、クリスマスプレゼントはすべて彼女の手編みの作品。なんとグラブやユニフォームまで作ってしまう(その手編みの物でグラブは低確率で守備職人、ユニフォームは走肩守の内、二つ(稀に三つとも+ミート)が上がるのだから恐ろしい)。料理も上手く昼食には自作の弁当を持ってきており、時々主人公にも分けてくれる。
サクセスが9の一部リメイクとなっているSwitch版にも彼女候補として出演。パワフル高校のシナリオも実装されているため立ち位置は殆ど変わっていない。
基礎能力の数値が全て上限100に改められたことで相対的にクリスマスプレゼントの効果が幾分か上がったほか、新たに超特殊能力として野手は「トリックスター」、投手は「怪物球威」のコツが貰える。
投手はあかつきの先輩引退イベントの三本松でも入手できるのと、トレジャー投手のせいではるか一択の関係で需要は薄いが、トリックスターは汎用性が高く、走塁特化選手の最終目標になるので、走塁特化選手を作るなら必然的に舞が最有力候補になる。
同作のマイライフにも嫁候補として登場し、結婚することが可能。サクセスでは主人公が忘れていた「昔の約束」を果たすことができる。
舞を彼女にしてクリアしたサクセス選手を使ってデータを引き継げば最序盤から恋人として登場し、それ以外でも久しぶりに再会した幼馴染として登場する。
マイライフの設定では高校卒業後は就職して事務員をしている。主人公と幼馴染という設定のためか、ほかのサクセス彼女はマイライフ主人公が大卒や社会人卒からの入団であっても18歳からのスタートになるのに対し、舞だけは主人公と同い年で登場する。
彼女の結婚の条件は恋人の状態で何でもいいのでタイトルを獲得する事。
一見簡単に見える条件だが、それは開始時のチーム状況を何も弄ってなければの話で、所属リーグのチームにアレンジチームを混ぜると話は別になる。
もし突出して強い選手や敵チームがいる場合、タイトルの獲得が著しく難しくなる(逆に所属リーグ全体が弱ければ楽勝になる)ため、彼女の結婚難易度は所属リーグの強さ次第と言える。
さらにSwitch版発売から約3ヶ月後の9月17日に『サクセススペシャル』の「恵比留高校サクセスチャレンジイベント」にてイベント報酬として実装された。もちろんマネージャー兼彼女候補である。
SRレベル40(3開放)以上でミート上限突破、さらにPSRレベル42(1開放)以上でコントロール上限突破が付くという特異なイベントテーブルを持つ。金特は野手が看破or超ラッキーボーイ、投手がディレイドアームor形勢逆転の選択式で、すべて確定入手。
恵比留高校やSG高校、ダン&ジョン高校で適用される「属性」については、彼女専属キャラの大多数が「ガード」である中、恵比留イベントの報酬で特効を持っていることもあってか、希少な「スナイパー」となっている。
設定・イベント共に大部分が9をベースにしたアレンジとなっており、主人公の小学生時代の幼馴染で高校で再会したこと、猫好きなこと、編み物が得意なことなどキャラ性はほぼ原典通り。
その一方で、9ではマイナス効果しかもたらさなかったバッド展開にもある程度フォローが加えられている。例えば結婚の約束を主人公が忘れてしまう展開はデートイベントの3回目で描かれ、その場では舞を怒らせてしまうものの、続く4回目で2人がより絆を深めるきっかけとなっている。
上記のキーホルダーイベントも2回目のデートイベントで再現され、9で最高査定だった「赤いこねこ」と最低査定の「黒いこぶた」を選ぶこととなり、後者でもデメリットはなく単純に5回目のデートイベントにおける金特の分岐となるように改変された。
ただしケーキイベントでモンブラン(栗)を選ぶとやはり評価が下がる。また、立ち絵がマネージャー仕様のジャージ姿しかないためか、残念ながら(?)パンチラデートは再現されていない。
余談だが、サクスペ(アプリ)の主人公には舞の実装以前にも、幼少期に親交のあった星井スバルや光野聖良、中学の同級生という微妙なラインながらコンボイベント等でやたらと幼馴染と強調されている紺野美崎がおり、なかなか過去の交友関係が賑やかになってきている。しかもこの中だけで彼女候補が3人もいることを考えると…。
ちなみに実装時点ではコンボイベントは設定されていない。
9出身の彼女候補としては四条澄香、七瀬はるかに続いて3人目のサクスペ実装となった。ただし年齢や性格に多少の変更が加えられたこの2人と違い、上述の通り舞は『9』とキャラ性の齟齬が殆ど無い。
また、9出身彼女の最後の1人もSwitch版出演で既に立ち絵が存在しており、さらにアプリ版では極めて縁深い「【そよ風】阿畑やすし」が実装されていることを考えると、今後実装される可能性も十分考えられる。
ちなみに同じく9の彼女候補でもあった姫野カレンの初出は『パワプロ7』である。