「三種。個人戦闘、広域制圧、広域殲滅。戦闘スタイルはこの三種に分類されますが、私はその全てです」
「問題。話を戻しますが、私が網羅した三種の戦闘スタイル……」
「この三種の中で――私の本当のスタイルはどれでしょうか?」
プロフィール
通り名 | 四海封滅(現在通り名は¨無し¨) |
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本名 | ゼタ |
エンブリオ | 【気哭啾啾 ウラノス】 |
メインジョブ | 【盗賊王】 |
概要
「元」グランバロア討伐ランカーにして「元」ドライフ皇国決闘ランキング一位、そして「現」イリーガル・フロンティアのサブオーナーである女性の超級マスター。
とある理由からグランバロアで国宝を盗み出し、黄河でも窃盗を働いた後、ドライフ皇国のアルター王国へのテロ計画に加担する等暗躍していた。
マスターの中でもかなり訳ありの一人。
人物
丁寧口調で発言の前に単語を口にする喋り方が特徴。
全身包帯、つまりミイラの様な独特の格好をしており、聡明ではあるがその生い立ちから『価値を無駄遣いする人間』を何よりも嫌う。
ちなみに包帯の下は褐色の肌に赤い目の十代半ばほどの美少女。
リアル
人類初の地球外出産で誕生した火星在住の少女。
本格的な火星移住計画の前進となる、火星に拠点やプラントを建造する片道切符の計画の際、宇宙飛行士の一人が妊娠している事が船内で判明。
その後奇跡的な確率で生まれたのがゼタであり、(その後の事故でゼタ以外の人間は全滅している)デンドロで本名そのままなのは『私は私』というスタンスから(作中現実世界において、『デンドロのログインは従来の通信設備を使っていない』事を作者が明言している為、地球から届いたハードで火星からもログイン可能)。
彼女にとっての現実は火星の環境であり、地球やデンドロ世界はどちらも異世界か異質な環境に映り、特に生きる為に必要な「水と空気」が『吐いて捨てる程ある』、または『その価値を理解しない』事に強い嫌悪感を示し、そこから価値を無駄にする場面を見聞きする度に妬みや殺意を抱く程のストレスを蓄積していた。
最初にログインしたグランバロアでリリアーナ・グランドリアの祖父であるバルタザールに拾われる。リアルでまだ幼かった彼女にとって親の様な存在であり、自分を抑えられなくなった彼女がグランバロアから出奔する際、彼に迷惑がなるべくかからない為に「とある国宝」を盗み出す。
その後ゼクス・ヴュルフェル達と出会いイリーガル・フロンティア所属となる。
能力
ジョブは個人戦闘型、エンブリオは広域制圧・殲滅と三種ハイブリッドの戦闘スタイルが特徴。
特にエンブリオは他のエンブリオと比較しても、かなりの万能性を有している(それでもゼタ本人はゼクスの方が手数が多いと思っている)。
エンブリオで自滅しない為の装備を全身包帯という形で隠している。
ちなみに本来の戦闘スタイルは広域殲滅型。
エンブリオ
エンブリオ名 | 【気哭啾啾 ウラノス】 |
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TYPE | テリトリー系列 |
能力 | 大気操作 |
到達形態 | Ⅶ |
大気・空気そのものを操るテリトリー系のエンブリオ。密度や組成を自由に操り、空気を操作するなら何でもできる万能型。
毒ガス生成等は無理な事もあるが、「真空化」「光学迷彩」「酸素濃度調整による腐蝕」等手の内を知られても万能性故に問題にならない。
その本質は空気の重要性を誰よりも知るが故に、ゼタにとっての世界である火星環境に世界を作り変える、マーズフォーミングを可能とするエンブリオ。
強力な反面、スキルの出力自体は低めなのが欠点。
スキル
- 《コードⅠ:フォーミング》
大気密度を操作して圧縮空気の砲弾を成形する。
- 《コードⅡ:シェルター》
真空と空気の層を何層にも重ねた断熱壁、物理的な防御力に特化した圧縮空気防壁を生成する。
- 《コードⅢ:ミラージュ》
大気の屈折率を操作して光学迷彩を施す。
上記の空気壁は光を通さなくなっている為、このスキルで通常の空気に偽装可能。
- 《コードⅣ:アーティラリィ》
大気密度の操作により多方向から空気弾を打ち出す。
- 《コードNull:ファラウェイ・ホーム》
最も省力にして広範囲、基本形にして最終形たるスキルにしてエンブリオの本質。
周辺の大気組成を操作し、水も空気もない無限の渇きに満ちた火星と同一の環境を作り出す。
- 《天空絶対統制圏》(ウラノス)
必殺スキル。これまでのスキルはマクロ登録である程度自動化されていたが、この必殺スキルのみエンブリオの補助無しで大気操作を行う為、下手すると攻撃が強力過ぎて自滅するリスクもある。
その代償に得られる効果は『一定時間出力を大幅に上昇』。これによりウラヌスの出力不足が解消され、『大気成分から重水素と三重水素を生成し、核融合反応を誘発』、『海を塞き止める程の空気の堤防を構築』等規格外な芸当を可能とする。
ジョブ
メインジョブ | 【盗賊王】(盗賊系統大盗賊派生超級職) |
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【盗賊王】(キング・オブ・バンディット)
盗賊系統の超級職で、【強奪王】が力尽くでアイテム等を奪うのに対し、盗賊王は狙った獲物を音も無く盗むのが特徴。
- 《スティール》
盗賊系統の基本スキル。
盗賊王の場合、盗難対策の施されていないアイテムボックスや相手の装備品を100%盗める。
- 《アブソリュート・スティール》
盗賊王の奥義。
触れた物の『内側』にあるものを盗む、シンプルだが凶悪なスキル。
アイテムボックスなら盗難対策に関係なく任意のアイテムを盗み出せ、生物ならば臓器すら容易に盗むことが可能。
特典武具
グランバロア出奔前にSUBMの一体、【双胴白鯨 モビーディック・ツイン】を醤油抗菌と共に討伐した為、超級武具を所持。
- 【??? モビーディック・レフト】
鯨を模した白いアクセサリーである事以外不明。
迅羽との戦闘では、彼女の独白にて使えない環境であった事が語られており、使用するには場所を選ぶ模様。