※この記事には書籍版に無いネタバレを含みます。
概要
作中に登場するモンスターのカテゴリー。
正式名称はUnique・Boss・Monster(ユニーク・ボス・モンスター)で、同一個体が一切存在しないオンリーワンの存在である。
その絶対数の少なさから遭遇することは稀で、出会えたとしてもその特異性と強さは熟練のマスター、ティアンでも苦戦を強いられる。しかし、その分撃破したときの見返りも大きく、撃破されるとその人物に合わせた特典武具に変化し、討伐者を大いに強化させる。
UBMの誕生
UBMとなるには主に2つのパターンがある。
デザイン型
UBM担当の管理AI4号ジャバウォックが用意した謎の物体をモンスターに飲み込ませることで、そのモンスターを強化改造して誕生するパターン。
認定型
通常モンスターが固有スキルや独自の能力を獲得して独自性を得た結果、ジャバウォックがUBMとして認定して謎の物体を与えるパターン。
デザイン型は確実にUBMになるわけではなく、急速な進化にモンスターが適応できずに死亡する場合も多い。
また、モンスターや装備品などは「誰かの所有物」である限り認定できないという制限があるため、どれほど強大で独自性があってもテイムモンスターや所有者のいる物品はUBMとならない。
UBMのランク
それぞれ上から順に
超級(スペリオル)
神話級(マイソロジー)
古代伝説級(エンシェントレジェンダリー)
伝説級(レジェンダリー)
逸話級(エピソード)
と分類されており、上位のランク程リソース量が多い。
また、非公式のランクとしてイレギュラーが存在する。
- 逸話級(エピソード)
<UBM>のランクとしては最下級。
しかし逸話級は<UBM>に成り立ての未知数な存在であり、そこ止まりの存在とさらに高みに登る存在の個体差が激しく、実際の強さとランクに差異がある個体が多い。
なお将来強くなるものは、死んで特典になってもそれが顕れる可能性が高い。
- 伝説級(レジェンダリー)
<UBM>のランクとしては下級。
強さの目安は準超級(超級職&第六エンブリオ)と同格。
強力だが戦闘タイプの超級から見ればたいした脅威では無く、よほどの初見殺しでない限り作業のように討伐されてしまう。
しかしティアンの超級職にとっては単独討伐は非常に難しく、伝説級以上の<UBM>の討伐は国家事業となることも。
- 古代伝説級(エンシェントレジェンダリー)
<UBM>のランクとしては中級。
強さの目安はティアンの超級職パーティと同格。
戦闘タイプの超級でも手を焼き始めるラインで、3割程度は負けの目がある。そのためティアンの場合は超級職が複数名で無ければ討伐は無謀。
この辺りから能力傾向によって分類され始め、ステータスが非常に高い純粋性能型、強力な固有スキルを複数保有する多重技巧型などの分類がある。
中でも他の性能を犠牲に、ある一つのシチュエーションで無敵を誇るための固有スキルを持つ条件特化型は、相性が良いと超級でも封殺される。
- 神話級(マイソロジー)
<UBM>のランクとしては上級。
強さの目安は超級と同格。
戦闘タイプの超級でも五分五分の戦いを強いられる非常に高い戦闘力を持ち、実質的に超級や特殊超級職以外の討伐は無謀。
神話級最上位ともなると、最強勢に匹敵する実力を誇る。
レベル100が上限であり、それを超えるものは<イレギュラー>と呼ばれ、その中から<SUBM>に認定される。
- 超級(スペリオル)
<UBM>のランクとしては最上級。
レベル100と101の間にある分厚い「才能」と「経験値」の壁を超えた規格外の<UBM>の内、管理AIが制御できるもの。
作中ではマスターの超級と被ってややこしいため、もっぱらSUBM(スペリオル・ユニーク・ボス・モンスター)と呼称される。
いずれも単騎で世界を滅ぼしうるほど強大な怪物であり、討伐には前提として超級が複数人必要とされる。
もともとレベルが100を超えるようなUBMは管理AIでも制御できない場合がほとんどで、制御できるものはとても数が少なく貴重なため、管理AIがサービス開始前から回収して少しずつ集め、開始後に超級への進化を誘発させる災害として放っている。
<UBM>の中でも特別扱いであり、『その<SUBM>が持つエネルギー量』と『討伐戦で飛び抜けて貢献度が高い人の人数』でMVPの人数が決まり、各々に超級武具を配られる。
神話級UBMを超える存在としてティアンの歴史の中に喧伝されていたが、ドライフ皇国に【グレイテスト・ワン】が投下されるまで実物を見た者はいなかった。
- イレギュラー
レベル100と101の間にある分厚い「才能」と「経験値」の壁を超えた規格外のUBMの内、管理AIの制御下に無いもの。
システム上では神話級UBMとして扱われるが、実力はSUBMと同等。
SUBMはこのイレギュラーから選出され、これらは管理可能なイレギュラー、と言える。
放置すれば世界が破滅しかねないため、サービス開始前は管理AI達が発見次第SUBMになるか交渉し、ならないモノを殲滅してきた。
開始後は方針を変えて超級などの対抗戦力を誘導して討伐する姿勢を取っており、余程の事が無い限り直接干渉はしない。
また放置しても問題無い個体や、何らかの制限をかけられた個体、更に各国と密接に関わる特殊な個体が確認されている。
強さはSUBMと同等だが、撃破しても超級武具にはならず、(強力なスキルを持った)神話級武具となる。
一覧
逸話級
【双生孤児 アルマ・カルマ】
【??? ヴォルカ・ロック】
【邪石竜 ヴォルトガイザル】
【擬態戯胎 グリム・レッド】
【擬音色獣 サウンドカラレス】
【??? サテライト】
【視竜王 ドラグサイト】
【窮鼠回天 バルーベリー】
【??? バルビツール】
【??? ヒット・ボックス】
【孤狼群影 フェイウル】
【焔妖剣 ブランディッシュ】
【??? フルゴール】
【??? ベルスパン】
【軍港雷魚 ポートビート】
【??? メルトダウン】
伝説級
【砂漠呑 アズモール】
【噴進竜 ヴァルカン】
【狐視炭々 エンリョウ】
【??? キル・キル・バ】
【絶界虎 クローザー】
【探鉱百足 ゴールドラッシュ】
【旋風徴獣 サイクロンポケット】
【鬼面仏心 ササゲ】
【魔穿怪蟲 シェルストロ】
【縮致歩辿 シャシージー】
【鎧竜王 ドラグアーマー】
【針竜王 ドラグスティンガー】
【鳴竜王 ドラグソング】
【牙竜王 ドラグファランクス】
【霧竜王 ドラグミスト】
【破砦顎竜 ノーマーシー】
【烈火迅狼 バーストライカ】
【??? ファイアリックス】
【??? ブラックダイバー】
【??? プリズメア】
【??? フル・コンタクト】
【??? ボルバラ】
【??? マーブルドロップ】
【??? マグナム・コロッサス】
古代伝説級
【亡霊戦艦 アヴァン・ドーラ】
【詠滅人獣 ヴァルトブール】
【核撃竜 ウンターガング】
【??? エールクラスター】
【紅蓮機甲 エグザデモン】
【??? オルファン・ロア】
【巨鯨呑艦 グジランダー】
【魂刃騎 グラッドソウル】
【螺神盤 スピンドル】
【??? セレッサ】
【??? ダスト・トゥ・ダスト】
【轟雷堅獣 ダンガイ】
【妖蛆転生 デ・ウェルミス】
【??? デストラクション・フューズ】
【四次元海獣 トドギラス】
【■竜王 ドラグ???】
【刃竜王 ドラグエッジ】
【光竜王 ドラグシャイン】
【穿竜王 ドラグスパイラル】
【死竜王 ドラグデス】
【鉱竜王 ドラグニウム】
【外竜王 ドラグメイル】
【塊竜王 ドラグランプ】
【鎮昏機甲 ドリム・ローグ】
【??? フォンシィェンファ】
【??? ブル・ラメント】
【??? ペイルディン】
【極星熊 ポーラースター】
【??? メテオローダー】
【??? ヨークルフロイプ】
神話級
【??? アルセイラー】
【無命軍団 エデルバルサ】
【夜天大将 オオイミマル】
【??? カサネヒメ】
【??? キムンカムイ】
【磨刃超獣 キル・キル・バ】
【??? クレッセント・グリッサンド】
【弔突盲神 シーグースー】
【餓竜公 スターヴ・ランチ】
【彗星神鳥 ツングースカ】
【??? ドヴァーダシャ・スィーマーバンダ】
【風竜王 ドラグウィンド】
【雷竜王 ドラグヴォルト】
【滅竜王 ドラグフィン】
【輝竜王 ドラグフレア】
【金竜王 ドラグメタル】
【??? ブルドリム】
超級
【双胴白鯨 モビーディック・ツイン】
【四霊万象 スーリン】
【五行滅尽 ホロビマル】
【六門開口 ゲート・オブ・シックス】
【七曜統率 エレメンタル・オーダー】
イレギュラー
【屍要塞 アビスシェルダー】
【災菌兵器 ゲノシド・ルク】
【皇玉座 ドライフ・エンペルスタンド】
【漂竜王 ドラグノマド】
【アムニール】
【大託礨空 ティタンゴール】
【■白死■ ■■■■・アルメーラ】
【蒼■■返 ヘイロン・■■■■■】
【暴竜王 ドラグ???】